接遇塾(第一回):あいさつ

10.26

 私たちは、幼い子どもの頃から親からあるいは先生から「あいさつをしましょう」と躾けられてきた。ビジネスマナー書でもまず、「あいさつ」から始まっています。しかし、考えてみるとなぜあいさつをしないといけないのかを学校で教わった記憶はありません。
では、なぜ、あいさつをするのでしょうか?
常識だから?
社会人だから?
先輩に叱られるから?
そうではありません。
あいさつは「あなたの敵ではありません」と相手に合図を
送っていることなのです。あいさつをすると気持ちが良いのは、
お互いが敵ではないと確認できるから、気持ちが良いのです。
あいさつがないと嫌な気持ちになるのは、敵意を持っているのではと
自分が思い込むからです。

あいさつの意味
☆ あなたの存在を認めていますよ
☆ よろしくお願いいたします
これはある方の実話です。昔、浅草東洋劇場で働く一人の青年がいました。彼はコメディアンを目指し一生懸命に働きますが、監督には認めてもらえませんでした。ついには「あいつを辞めさせてしまえ」とまで言われる始末。ところが、それを聞いた周りのスタッフが皆、監督にこう申し出ました。「彼のあいさつはとても気持ちが良い。彼のあいさつで皆が救われている。彼を辞めさせないでくれ」と。
そして、この青年はこの後コメディアンのスーパースターとなります。「コント55号」で全国のお茶の間に笑いをもたらした萩本欣一氏なのです。
たかがあいさつ、されどあいさつなのである。

ページ上部へ戻る