4月26日
京都国立博物館で開催中の
「狩野山楽・山雪」展覧会を観に行く。
狩野派には「江戸狩野」と「京狩野」
があり、今回は京狩野の展覧会である。
海外から里帰りした作品も展示され、以前から
GW前の平日に行くと決めていた。
一番のお目当ては小学生の時に図書館の
図鑑で観て感動した「牡丹図ふすま絵」と
「龍虎図びょうぶ」
特に、虎。生で観ると、その力強さに魅かれる。
毛並み一本一本が丁寧に描かれ、虎の筋肉
の動きまで描かれている。圧倒される。
技を極めるとはこういうことなのだろうと
思う。
絵画は基本は平面アート。
なのに、日本画は技法によるのか
奥深く心に残る。
気がつけば、2時間が過ぎていた。
絵画は一人で観る。
自分のペースで、一つひとつ納得いくまで
絵の前にいる。混んでいるとそれができないし、
横から話しかけられても返事ができない。
美しいものを観たあとは、さっさと家に帰る。
せっかくの感動が「寄り道」をすることで薄れるのは
不本意である。何よりも、感銘をさせてくれた
狩野派の人に失礼だと思う。
観た後も礼儀があろう。