11月28日
いつも『しのぶろぐ』を訪問下さり
ありがとうございます。
「とにかく分かりやすい研修」の濱島でございます。
晩秋を告げる家の近所のメタセコイヤが
色づき始めたと聞き、行って参りました。
雑誌やCMで紹介されているので、観光化して
おりましたが、平日の早朝ということもあり
比較的すいていました。
圧巻でございます。
さて、午後は、週刊ポストさんから取材を受けました。
何かをしでかしたわけではありません笑
「介護保険施設の職員のことばづかいについての
ある投書から、なぜ、利用者さまに赤ちゃんことばを
使うのかその背景とどういうことばづかいが良いのか
聞かせてほしい」とのことでございました。
さすが、週刊ポストさん。誘導とツッコミが絶妙で
ございました。
ことばづかいが乱れる理由としては、
① ことばの判断能力や理解が低下している高齢者を
支援する環境である。
② 身体に触れる仕事ですので、利用者さまとの距離感が
とても近く、「なじみの関係」「寄り添い」はことばを
崩すことで成立するという思い込みや勘違い。
③ 中途採用者が多く、接遇研修を受けないまま現場に
入っている。
④ ことばづかいが乱れていてもお互いが注意し合う
風土がないこと。
大きく分けてこの4つが要因と思われます。
されど、丁寧ばっかりが良いのでもありません。
「~でございます」とか「~でいらっしゃいますね」など
丁寧すぎることばづかいは返って失礼に当たる
こともあります。
ことばを崩したとしても、礼儀正しさが伝わる範囲に
しましょう。
ヒントは、語尾をなおすことです。
ことばの乱れは語尾の乱れです。
「~ですね」が「~だよね」になり、
「~できますか?」が「~できる?」になり
「~しましょう」が「~しよっか」に
なっています。語尾を丁寧な言い方
に変えましょう。
ことばを崩すことで、寄り添いやなじみの関係が
できると思うのは、思い違いであり、
丁寧なことばを遣っても、認知症の利用者さまに
寄り添い、なじみの関係が創れる人を
プロと呼ぶのです。