» 2014 » 5月のブログ記事

5月30日
いつも『しのぶろぐ』に訪問下さり
ありがとうございます。

昨夜遅くに熊本に入る。
どんなに遅くても朝は6時に起きる。
午前中は、特養の現場を見て周る。
居室のカーテンやドアを開けっ放しに
していないなど、利用者さまのプライバシーを
とても大切にしている。

トイレや汚物処理室のにおいの配慮も
できている。利用者さまのベッド周りが
その人らしい作りになっている。職員の方
も利用者さまに対して礼儀正しい。

好感のもてる施設である。
研修は13時~17時の4時間コース。
集中力も途切れることなく、研修への
モチベーションも高い。
中高年も明るい。
良い施設だと思った。

おそらく、この先も伸びていくで
あろう。
帰りは、空の便を選んだ。
今から伊丹に飛ぶ。

5月28日
いつも『しのぶろぐ』を訪問下さり
ありがとうございます。

今回は、新任向け研修の一日コースだ。
昨年に続き2回目になる。
80名弱の方のご参加。いつものように
6人ずつのグループになってもらう。

最近の新任職員の傾向として、いろんな
事に疑問を持たないが、言われたことは
確実に実施する。
今日の研修では、『疑問』と『根拠』を
中心に話を進める。

ノリもよく、早いテンポの研修にも
かかわらず、ついてきてくれる。
あっという間の5時間だった。

帰りの電車の中で、連日の疲れが出たのか
熟睡。今夜は熊本。明日も一日。
早めに休むことにする。

5月26日
いつも『しのぶろぐ』に訪問下さり
ありがとうございます。

こちらの施設にバイザーに入って約1年経つ。
ここに来て現場が動き始めた。

職員の方のあいさつの声が大きくなった。
明るい表情で楽しそうに仕事をしている。
その様子を利用者さまがにこにこ笑顔で見ている。
利用者さまとも目がよく合うようになった。
ユニットが元気になった。職員が持ってきた
季節の花がいたるところに生けられている。

気づきの宿題もよくできていた。
「この施設はここまでしてくれるのか」と
ご家族や利用者さまに思っていただける施設を
目指している。

この1ヵ月の間に変わった。
指導者(トレーナー)の方々の頑張りがよく分かる。
一度だけキツイことを言った。トレーナーの皆様は
反論したかったに違いないが、黙って聞いていた。

答えは現場で出してくれと伝えた。
プロがプロを叱れば、実績は必ず出る。
トレーナーの皆様が、よくここまで職員の
モチベーションを上げてきたなと感心する。

バイザーをしていて良かったと思うのは、
こういう職員の方と一緒に仕事をしている瞬間
である。
次の課題は『気づき』をシステム化できるか
どうかである。喜んではいられない。
一つステップを上がったトレーナーの方に
は次のステップを準備する。
それが、私の仕事である。

5月23日
いつも『しのブログ』に訪問下さり
ありがとうございます。

自宅から車で約1時。大津の会場に到着する。
今日は管理者対象のセミナーである。
現場でどう指導していくのかを具体的に
体験を通して考えていただく。

「接遇」と言うとことば遣いばかりが表に
出てくる。形だけを整えても、利用者さまは
豊かな気持ちにならない。こころの距離を
大切にしてこそ、ことば遣いが生きてくる。

研修後、質問があった。利用者さまに対する
接し方は良いが、たまに友達ことばを遣う
職員をどう指導したらよいか。

実際、その職員にお会いしていないので、絞った
お答えはできないとお詫びし、以下のことを伝えた。
まず、友達ことばを遣う職員のタイミングや時期が
決まっているのか。また、利用者さま全員に友達ことば
を遣うのか、一定の決まった利用者さまにだけ
遣うのかの問題が一つ。

二つ目は風土上の問題である。友達ことばを
遣ってはいけない風土が現場に浸透しているか
どうか。職員同士がお互いに注意できる風土が
あるかどうか。注意するのは、リーダー以上の
役職者だけでは浸透しない。

三つ目は、友達ことばを遣う職員の心理の問題
である。友達ことばをなぜ遣うのか。友達ことばを
遣うことで自分と利用者さまの距離が縮まると
勘違いをしているケースである。ぞんざいなことば
を遣っても、自分は利用者さまから信頼されている
、関係が崩れることはないと何らかの自信をもって
しまっているケースである。

3つの中のどこに原因があるのかにより、対処を
考えていかなければならない。
お年寄りが好きでこの業界に入ってきた人が多い。
役職者は、頭ごなしに叱るのではなく、職員の
そういう気持ちも大切にして、うまく誘導して
ほしいと願う。

単に、ことばづかいの悪い職員の指導方法を教えて
ほしいではなく、「良いところを認めながら、よりより
方向に進めるために、どんな言い方をしたらよいで
しょうか」という質問だったが、良い質問の仕方だと思った。

相手を伸ばしながら、自分も指導者として成長していく
彼のWin-Winの姿勢に役職者の高い意識を感じた。

帰りの車の中で、今日の振り返りをする。
現場が困っていることをもっとモニタリングして
いく必要があるなと感じた。

5月21日
いつも『しのブログ』に訪問下さり
ありがとうございます。

今日の仕事は福井と思っていたが、住所を
ナビに入力すると富山だった。
自宅からマイカーで4時間半。
途中、天気が良ければ残雪美しい
立山連峰が見えるはずだった。

施設長の保里さまが玄関で
待っていて下さる。私が到着する
何分前から待っていらっしゃったので
あろうか。申し訳なさとお心遣いに
感謝である。

現場を案内して下さった。食事の風景と
居室の中を見せてもらう。施設の様子を
見せていただくと普段のケアの仕方などの
アドバイスができる。

18時から19時半役職者対象の研修。
新任職員への指導ポイントや
利用者さまのプライバシーやプライドを
どう支えていくのかをテーマに
研修をすすめる。

夜中の北陸自動車道は、トラックが多い。
途中、金沢手前でゲリラ豪雨に遭う。
視界が悪い。前後トラックに挟まれ
ながらのスピードダウンは怖かった。

家に着いたら、日付を超えていた。
明日は滋賀県。

5月20日
いつもしのブログに訪問下さり
ありがとうございます。

経営コンサルタントの糠谷氏が
代表を務める会社のセミナー。
対象は、管理者・施設長・現場リーダー
である。
私は2講座目のコミュニケーション力
アップ技術を担当する。

自分の担当コマが午前中に終わり、
午後は他の講師の方のプレゼンを聴講
する。3講座めはY’sエージェント
プロモーションの山田先生が担当なさる。

彼のパフォーマンスがすごい。人を惹きつける
間の取り方や声のトーンなど参考になった。

4講座以降は糠谷氏が担当なさる。
穏やかな口調ながら、キレがある。内容はもちろんのこと
資料の作り方やプレゼンのセンスが素晴らしい。
彼はすべてにスマートで、紳士である。

私もあのようになりたいと今日も思った。
久しぶりにたお氏や齋藤氏にも会えた。
相変わらず律義だったわ。

明日は福井県。
今日を生かそう。

5月19日
いつもしのブログに訪問下さり
ありがとうございます。

夕方、友人から電話が入った。
品川の駅ビルで待ち合わせてお茶を飲む。
彼女は広告代理店に勤めている。
上司への不満があるらしい。

上司と部下のサンドゥイッチ状態だという。
組織なんだから正論だけでは渡っていけない
ことをそろそろ理解しろと言いつつも
「ふんふん、そうなんだ」とうなずきながら聞く。
隣に高校生が3人座った。
声が大きいので会話が聞こえる。

「あの店員、だるくねェ?」
「『何名様ですか?』って、見りゃ分かるしぃ~、だるくねェ?」
「ハンバーグの大きさ、ハンパねぇ~、これ
だるくねェ?」
「だるくねェ」のてんこ盛りだ。
友人も私も笑いたいのをこらえて聞いていた。

そのうち、「水、生ぬるぅ~、だるくねェ?」
「サラダバー?だるくねェ?」
「サラダバーって、サラダのくせに生意気だしぃ、
だるくねェ?」

我慢の限界がきて、笑ってしまった。
高校生が「隣の人、笑ってるしぃ~。
めっちゃ、ハズイ~」

そこは『だるくねェ~』じゃないのね。
レジでも一緒になった。
「1円のおつりって、だるくねェ~?」
と言いながら、募金箱に1円を入れていた。

美しい日本語を話さない彼女たちでは
あるが、震災への心配りにちょっとホッとした。

明日は研修だ。「だるくねェ」が頭に残っている。
言ってしまいそう。気をつけよう。

5月16日
今日は苦手なDVD撮り。
広島駅で小田氏と待ち合わせをし
撮影現場へ。

いつものライブ形式の研修と違い
相手は物言わぬ機械である。
空気感がつかめないし、遣うことば
も慎重になる。

1ユニットにテイク5くらいまでいく。
笑顔も出ない・・・。
それでも、丁寧に撮って下さり、何とか
コミュニケーションスキルとあいさつと
身だしなみまで終了する。

今後も何度か撮ることになるだろう。
いつかは慣れねば・・。
最後は小田氏と中川さんと3人で疲れた顔の
記念撮影をする。緊張したが、楽しかった
ビデオ撮りの一日であった。
カメラ近いわ。

5月15日
朝、10時から16時までの一日コース。
参加して下さった方々の名簿でキャリアを
確認し、基本コースから中級者向けのプログラムに
変更する。

研修は、講師が一方的に作るわけではない。
参加して下さった方々と一緒に作っていく。
研修中、決して人は当てない。
「一斉にご自分の答えを言って下さい。せ~の」
と聞く。しっかり答えを返してくれる。

「コンビニエンスストアは何を売っている
お店でしょうか?」と質問した。
利便性とか安全などの答えが出てくる。
ところが、若い世代が集まったグループの
せ~ので返ってきた答えは
「レジをうっている~」だった。

笑いがとまらんわ。

今日は、友人がサプライズで受けに来てくれた。
昔の友人だ。お互い引っ越しをしてから音信不通に
なっていた。彼女も名前が変わっていたので
名簿を見ても気づかなかった。

一緒にお昼を食べ、研修後もお茶を飲んだ。
あれこれと近況報告をする。
相変わらず、一生懸命で素直だった。
彼氏とこれから待ち合わせのようだ。

ちょっとうらやましい。
私がそう言うと、彼女は「濱島さんて、
男の人にはモテないけど、犬にはモテる
よね~」って、何のフォローにもなってないわ。

5月14日
10時から12時まで新任職員研修。
その後、食事サービスの様子を観る。
13時半から再び現場巡回をする。
15時から役職者の方へ視察報告。

こちらの施設は、大手企業の管理職を
退職なさった敏腕施設長が改革を見事に
成功させた施設である。

自分たちのケアを目標を明確化し、
結果を出している。利用者さまが確実に
お元気になるのを職員が肌で感じて
自信を持って仕事をしている。

当然、仕事へのモチベーションも高い。
平均要介護度4.1と聞くが、信じられない
ほどお元気なお年寄りが多い。
食後もほとんどの方がレクを楽しんでいる。
居室で寝ている人が少ない。

第一に利用者様の口腔ケアがしっかり
できている。その結果、食介の人数が
非常に少ない。

研修を受ける態度や時間厳守のルールも
大手企業の会社員なみに鍛えられている。
ルーズなところが一つもない。
かと言って、利用者さまへのケアは
ゆっくりと穏やかな時間が流れている。
メリハリができている。

ここまで人財をつくるのには、かなりの
忍耐と精神力と戦略がいったであろう。
人を動かすことの難しさを実感している
私には、大いに刺激になった。

4年前からのおつきあいで、今回は5回目に
なる。訪問するたびに良くなっている施設は
少ない。次の訪問が楽しみである。

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