3月25日
10時から接遇委員の皆さんと打ち合わせ。
きちんと宿題をこなしている。
その後、同法人の天城デイサービスへ。
「人・モノ」すべてに心を配る。この視点で
アドバイスをする。
たとえば、広いデイサービスの端に置かれた
ベッドでお休みになっている方には
どんな心配りができるか。
1.安眠していただくための音の遮断の工夫。
2.羞恥心への配慮として寝顔を人に見られない工夫。
3.安全性のため利用者さまの体調の急変が
職員に分かる工夫。
以上の3点を踏まえたベッド周辺のしつらいが
望ましい。宿題とする。
こちらの職員は、ことばづかいも丁寧でサービス
業の意識ができている。新しい施設がどんどん増える
激戦区なので、もう一歩上を目指してもらう。
サービスなので、利用者さまはお客様となる。
しかし、介護の本質は忘れてはならない。
お年寄りをお客様扱いすることと生活意欲を
持ってもらうことを混乱してはいけない。
自立度が高い利用者様が多い割りに職員の
仕事量が多い。お客様扱いは、聞こえは良いが、
『ここに座っているだけで何もしなくていいですよ』と
いうことだ。お年寄りが今日はデイサービスで
何をしてもらえるかではなく、何をしようかと
ワクワクして来ていただける施設を目指すための
気配り・心配りを提案する。
視察後、職員の方への研修。
こちらの役職者の方は、やる気があり勢いも
ある。以前、アドバイスしたことはすべて
改善してあった。意識の高い職員である。
お昼休みに近くの『天城峠』に連れて行って
もらった。伊豆の踊子の舞台になった峠だ。
トンネルの中はお昼だというのに真っ暗である。
天城デイサービスから伊豆に帰る途中、職員の
方の自宅の河津桜を見る。今年、初めての桜。
ソメイヨシノと違い桃の花と同じ濃いピンク色で
華やかさがあった。桜は春の訪れを実感させて
くれる。
帰りは23時を超える。
年度末なので、明日から決算処理の資料を
作成する。来月の研修のレジュメも一つも
できていない。企画書も報告書もある。
4月からは本の原稿。忙しい時ほど遊びの
時間も入れるのが効率アップの秘訣。
気ぃ入れて頑張ろう。