1月25日
いつも『しのぶろぐ』を訪問下さり
ありがとうございます。
「分かりやすく笑顔あふれる」研修の濱島でございます。
先週名古屋で、御茶ノ水ケアサービス学院主催の
『介護現場に即した業務改善スキルアップ研修』に
参加して参りました。
講師は以前からお付き合いのございました
齋藤 浩二先生です。
業務改善がうまくいかない理由は、
業務改善とケアの改善は違うという視点が
欠けているお話からスタート致しました。
食事の場面、排泄ケアの場面、入浴ケアの場面
それぞれの業務改善をグループごとに
まとめていきました。
手順はこうです。
① 日々の業務を書き出す
② 整理する業務をピックアップ
③ ピックアップした業務を整理する
④ 作った時間を計算する
⑤ 作った時間や距離でケアの改善を考える
たとえば、“全介助の人にエプロンをつける”
5人の人にエプロンをつけるとします。
エプロンを配る 5秒
つける 15秒
回収する 15秒
洗う 1秒
乾かす 1秒
たたむ 5秒 全部で42秒かかります。
これが一日3回の食事のシーンでは、
42秒×3回=126秒(2分6秒)です。
その間の歩数は20歩、約20mです。
全介助の人は、こぼすことがありません。
この業務をなくすことで、一日、2分6秒、20mの
時間がここで作り出せるわけです。
作った時間をケアに回していきます。
古くから習慣化された業務は、固執しがちです。
人が少ない忙しい現場において、業務を
数値化して短縮を図る努力は、必要です。
介護は人を相手にする仕事です。
いろいろな視点を持って、改善する、接することが
大切です。
今回学んだことをまとめて、今後、
クライアントさまと検証していきたいと思います。
齋藤先生、ありがとうございます。
そして、長い一日、お疲れ様でございました。
帰りは、名古屋名物“矢場とん”の
味噌煮込みトンカツをいただきました♪