» 2012 » 10月のブログ記事
10月29日
先日の副主任以上役職者研修に引き続き、新任職員研修1日コース。
基本なので、細かい部分まで指摘する。
まず、起立から。椅子からの立ち上がり。ズルズルと音を立てている。
施設の中のモノは、私用物ではない。施設からお借りしているモノなので
ある。それを、ズルズルと引きずり床を傷つける行為は、社会人として
配慮を欠いている。音を立てない椅子からの立ち上がり方を指導する。
こちらの施設は4年ほど前からのおつきあいである。今年になり、
施設長さんが変わり、職員教育に特に力をいれている。建物も新しく
従来型ケアからユニット型ケアになり、いろんなことが動き始めた施設である。
自分たちの施設が他の施設よりも優れているところを5つ書けと
お題を出すと、10個以上挙げてくる。よく出来ている。
確実に伸びるであろう職員が揃っている。
研修終了後、施設長さんと話し込み帰りがラッシュと重なった。
湖西道路を車で帰るが、琵琶湖の水面に映った月明かりがとても
神秘的でラッキー。
明日も日帰りの仕事だ。帰りは夜遅くなる。
いつも眠るのは1時過ぎ。たまには12時前に眠りたい。
10月27日
飛行機は朝1便を予約したが、出発が10時。
名島さんの奥様が「出発まで観光しましょう」と
朝、8時過ぎに迎えに来て下さった。
意外に知られていないが、西郷隆盛がこの島に
流され、牢居している。その場所が資料館とともに
残っている。西郷さんの痩せた姿に驚きだ。
資料館の方が開館時間前なのに、詳しく口頭で
説明してくれた。
その後、滑走路の横に大明神に行く。ここは
パワースポットである。
空港には、名島さんも見送りに来てくれた。
この3日間、本当にお世話になった。夜の研修前に
お腹が空くだろうとフルーツを差し入れして下さったり、
土地の陶芸家作の湯のみ茶碗と島の形をした箸置き、
天然のお塩、名産のくわ葉そば、黒糖・・。いっぱい持たせてくれた。
島の皆さんも昨夜別れるときに握手をしてくれた。
遠くの親戚が島に遊びに来た感覚だ。温かい。
意味のない出会いはない。私が人として学ばなければ
ならないものを、天がみせてくれたのだと感じた。
この3日間の全てのことに感謝である。
10月26日
南国の朝は早い。6時に起き再び近くの浜へ。波の音だけ聴く。
今回の研修を主催して下さる名島さんが、宿まで迎えに来て下さる。
まずは昨夜の宴会でお約束したDrの病院へ。診察中だったが、
快く「うちのグループホームを見て行って下さい」と応対して下さる。
スタッフが明るくゆっくりとお年寄りの生活ペースで時間が流れている。
利用者様と一緒に黒糖のお菓子をいただいた。
次は、特養の見学。従来型ハードで個別ケアをしている。お忙しい中施設長さんと
相談員の方が案内をしてくれた。お年寄りが「めんしょうり(いらっしゃい)」
と言ってくれる。何枚か写真を撮らせてもらい、夜の研修に使用する。
その後、自衛隊機地の中を通り抜け、鍾乳洞(昇竜洞)へ。
ここは、居宅ケアマネジャーの西山さんが勤務中に抜け出し待っていて下さった。
わざわざ私の靴が汚れないように、シューズまで用意して下さっている。
一緒に狭い洞窟の中を歩く。はっきり言って、一人だと怖い。道幅が狭く
暗い。人の出入りがない空間独特の気配がある。
鍾乳洞はいろいろ訪れたが、ここはキラキラ光るものが多く、非常に珍しい。
触るとざらざらしているが、感触は硬くはない。30分ほどで出口に出た。
ホテルに帰る道中、海が見たいとの私のリクエストに「ウジジ浜」を通る。
波に浸食された岩の形が面白い。
夜18時半からの2時間研修。170名の方が参加してくれた。
一言、陽気に尽きる。年齢層が少し高めだったため、急遽、研修内容を
一部変更し、演習を多めに入れた。見ている私も笑ってしまう。
仕事終了後の研修ながら、どんだけ体力が余っていたのかと驚く。
研修後、男性陣による宴会。もつ鍋だ。口の中でもつがとろけてとても美味しい。
今夜もDr夫妻と名島氏の奥様が参加し、とても賑やかな楽しい宴会となった。
「一緒にご飯を食べたら、もう家族よ」と大事にして下さる。
宿のお湯が夜中の12時に止まるので、私だけ途中で失礼した。
わざわざ、食事の途中なのに、外に出て私を見送って下さる。
昨日も今日もここの島の人たちは温かい。
10月25日
大阪(伊丹)から鹿児島経由で沖永良部島へ。
乗り継ぎはいったん飛行機を降りるが、shipも
クルーも同じ。「沖永良部でスティですか?」と
CAに聞くと、大阪スティだと答える。
ということは、昔も今も変わらず4便乗務か、ハードだ。
島は暖かく、半袖でも汗ばむほどだ。
夕方6時になっても明るい。宿の前が海。
さっそく、散歩に行く。
グループホームを見学する。みなさん100歳以上だ。
しかも座位保持ができ、自分の力で食事を摂り、耳も
遠くない。さすが、長寿の島だ。握手をする手にも力がある。
夜は地元の福祉関係の方たちと宴会。こちらの方は、人なつこくて
温かい。宴会終了後、夜のドライブに連れて行って下さる。
明日は、夜の研修だけだ。ゆっくり休んで、島巡りをしようと思っていると、
「先生、明日は朝10時にお迎えにあがります」 どーいうこと?
「明日は、島内の施設見学をしていただき、パワースポットの鍾乳洞に
行き、夜は研修。その後、夜9時から12時まで宴会があります」
明日も宴会ってどういうこと?「今夜は女性陣で明日は、男性陣の宴会です」
何で、男女別なんや。
宿に入ると、地元の寄り合いをしている。キーをもらい部屋に行こうと
すると、「お帰りなさい、一緒に飲みませんか」と誘ってくれる。
人が穏やかで温かい。
お断りをして、部屋で仕事をする。
明日も一日が長い。
10月24日
今日のお昼頃、自宅に戻る。
5日間の不在は大きい。まず、掃除と
お洗濯、食事作り。
明日からの研修のプレゼンを仕上げる。
離島に行くのは良いけれど、問題は、ネット
環境があるかどうかだ。
3日間、民宿らしきところに泊まるようである。
LANがつながらないと、メールチェックが
できない。仕事が止まる。ちょっと心配・・。
明日の夜は、食事会をして下さる。
おいしい海の幸がいただける。こんなありがたい
ことはない。
時間があるので、レンタカーか自転車で
島を周ろう。15年ぶりの自転車。
乗れるだろうか・・。
10月23日
アドバイザーに入って2回目。
本格的な指導者指導に入る。
まず、自分たちの目標が見えているかどうか。
日産の会議方式を採用した。ポストイットに
自分の意見を短くまとめて、模造紙に随時貼っていく
方法だ。
お昼は、M課長と職務分析の話をしながら昼食をとる。
仕事のできる男性は、どんなに忙しくとも仕事を
追いかけている。彼も、いつもそうだ。
午後は、実際に動けるように目標を具現化する。
加えて、事を成し遂げるための根回しの仕方や
上司にNoと言わせない方法もアドバイスする。
介護職は最後のツメが甘い。せっかく立てた企画も
上司がOKを出さなければ、結果を出すことはできない。
成功するかどうかは、根回しで決まる。
夕方、こちらの法人のナイトセミナーがある。
M課長に会場まで送っていただく途中、おいしい
おうどん屋に連れて行ってもらった。
ナイト研修。相変わらず、皆、元気だ。
研修後、伊豆から静岡に移動する。
ホテルに着いたのが、午後11時。バーに直行。
出張先では、結構活発に動くが、自宅にいる時は、
夜の外出はない。お酒も年に2回ほどしか飲まない。
昼間も用事がない限り、ほとんど外出しない。
ほぼ引きこもり状態に近い。
何でだろうと考えている間に、酔った。
明日はいったん帰るが、また出張が続く。
この5日間の出張は、中身が濃かった。
こういう仕事がずっと続けば、と願う。
10月22日
10時前からK課長と打ち合わせ。
その後、指導者の方と前回の宿題の検証。
課題達成項目を確認する。1年前に掲げた
「なりたい施設」に近づいている。
午後から現場巡回。
3時のお茶の時間に、利用さまに出すお紅茶を
こっそり味見する。
はっきり言ってまずい。砂糖の甘味しかない。
そんなもの、利用者様に出せない。作り直しと
必ずスタッフが味見してから出すよう指示を出す。
スタッフが徐々に変わってきている。アドバイスは必ず
守っている。
夜は、法人の全体研修。250名ほどのスタッフが参加
する。こちらの法人は、「接遇」にとても力を入れている
だけあって、仕事終了後にも関わらず、演習もしっかり
ついてきてくれる。
今回は中級コースの内容をする。最後に現場巡回時に
撮った写真を見せながら、アドバイスをする。
ホテルに9時過ぎに到着。そのまま最上階の天然温泉に直行。
そして、今日の振り返りだ。部屋に戻り、メールのチェック。
明日も同法人の特養にアドバイザーに入る。その後、ナイトセミナー
がある。
明日もハードスケジュール。結果を確実に出さないといけない責任
もあるが楽しい。打てば響くスタッフがこちらの法人にはたくさん
いる。一緒にクオリティの高い施設を目指していく楽しさを感じさせて
くれる法人との出会いに感謝である。