3月10日
いつも『しのぶろぐ』を訪問下さりありがとうございます。「とにかく分かりやすく接遇をお伝えし現場を笑顔に変える接遇ナビゲーター」濱島しのぶでございます。
出張前の犬の散歩の林道で、大きなやぶ椿の木を見つけました。人間の手が全く加えられていない自然のままの姿ですが、枝が垂れるほど花が咲いています。近づいてみると、半日蔭の場所でもこれだけの花を咲かせる生命力と力強さに圧巻です。
我が家はようやくしだれ梅の花が蕾を出しました。せっかくの蕾も遊びに来る鳥たちに食べられてしまいます。開花まではまだまだ時間がかかりそうです。
3月から4月は新しく採用になった職員の方たちの「新任職員」のご依頼が多くあります。今回も、毎年お招きいただく社会福祉法人春風会さまの新任職員に静岡県まで行って参りました。コロナ禍ということもあり、新卒の職員さんは法人本部で集合研修、途中採用の職員さんたちは、それぞれの施設においてZ00Mで受講なさいました。
新任職員研修の主なメニューは2つです。一つは現場で使用するビジネスマナー、もう一つはサービス業の基本である何を届ける仕事を私たちはしているのかについて演習や事例を用いて、説明をしております。
ビジネスマナーでは、最近の兆候と致しましては、電話応対に不安を持つ職員さんが多いようです。電話応対が苦手な人に共通することは、その場に応じた正しい敬語がすらすらと出てこないことのようです。これに関しては、特有の言い回しを覚えれば何ら問題はありません。
会社であれば、新人研修の中に必ずと言っていいほど、ビジネスマナーが入っています。ビジネスマナーの取得が仕事上必須の項目となるからです。研修が終わって各支店に配置されたとたんに、電話の応対のマナーが必要になります。電話の応対でミスをすればクレームになり、会社のイメージも下げてしまいます。名刺の交換や電話応対、お辞儀の仕方はどうしても現場に入るまでに身に着けておかなければならないマナーです。
ところが、介護の現場では、名刺の交換など役職者以外は普段しません。電話応対も事務所の方が対応してくれますので、外線でスタッフルームに電話がかかってくるケースはあっても、頻度は少ないものです。ビジネスマナーが身近に感じられないのが現状です。
こうした状況で電話応対や名刺交換に苦手意識を持つのは致し方ないことかも知れません。しかし、社会人として電話応対の基本は身に着けておくに越したことはありません。電話に出た以上は、会社(法人)を代表して対応しているわけですから、ぜひとも身に着けてほしいものです。
家に帰ると、仕立てをお願いしておいた着物が届いていました。普段にも着ることができる小紋です。コロナが終息したら、この着物を着て京都の町をぶらぶらと歩くのが楽しみです。
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