4月6日
いつも『しのぶろぐ』を訪問下さりありがとうございます。「とにかく分かりやすく接遇をお伝えし、現場を笑顔に変える接遇ナビゲーター」濱島しのぶでございます。
先週の暖かさとは打って変わり、今週は肌寒く、スプリングコートを再びクロゼットから出しました。一か月振りに湖西線に乗ります。昨日は強風で電車が止まりましたが、今日は風も止んでホッとひと安心です。駅で電車を待っていましたら、久しく電車を使っていない間に、いつの間にか電車の塗装が変わっておりました。JRのビタミンカラーから元気をもらい、研修会場の京都に出発です。
本日は、毎年、講師としてお招き下さる社会福祉法人 京都福祉サービス協会さまの新任職員(学卒者)研修4時間コースでした。研修5日目で演習の多い接遇研修は、受講なさる方にとっては少しハードな時間なのですが、皆さま、演習を全てこなされました。ありがとうございます。
最近は、他人との距離感やコミュニケーションが取りにくい若者が多くなったと世間では言っておりますが、少なくとも、福祉業界の新任職員の方々は、人と接することへの苦手意識が少ないようです。バディを組んでの演習もスムーズに進みます。
どちらの新人さんも同じですが、敬語に慣れていないせいか、電話応対に苦手意識があるようです。電話応対などのビジネスマナーは形がありますので、言い回しをマスターすることで苦手意識は解決します。
電話応対で気になることば遣いです。
① 「~」の方。「田中の方は本日休んでおります」この場合の「ほう」は不要です。 正「田中は本日休んでおります」
② 「お名前を頂戴できますか?」。「頂戴」ということばは何かモノをもらうことに使います。人の名前はもらうものではありません。 正 「(恐れ入りますが)お名前をお聞かせ願えますか?」
先輩が間違ったことばを使うと、新人も間違って覚えてしまいます。ぜひ気をつけて下さいませ。
マナーと比較して、接遇は、ここのお仕事でございますので、形がありません。目に見えるものというより、心で感じるものですので、他人とのコミュニケーションスキルは、言語であろうが、非言語であろうが、高いものが要求されます。
今回は、「席次のマナー」もカリキュラムに入れました。ご家族を相談室や応接室にご案内する際に使います。上座下座の説明から始まり、練習問題は、「彼女と一緒に食事に行った時、どちらの席にあなたは誘導しますか?」と実生活を例にとり説明をした方が頭に残ります。皆さま、真剣に考えていらっしゃいました。その様子を見ながら「ふ~ん。彼女いるのね~」と思う私。
京都福祉サービス協会さま、ありがとうございます。新任職員の皆さま、大きく羽ばたいて下さいませ。
帰りは、清水寺に寄り、途中の坂で、お香と清水焼の小鉢を買う予定でおりましたが、あいにくの雨となりましたので、断念致しました。小鉢は、ネットでも買えますが、手触りや持った時の重さや色使いは、実際に目にした方が良いです。もう何年も京の街歩きをしておりません。京都は一人でも歩ける不思議な魅力のある街です。今年こそは、のんびりと着物を着て、古都歩きをしたいものです。
京都駅ビル内の本屋さんで英語のリーディングの本を購入し、CDを流しっぱなしにして耳を慣らすことに致しました。ひょんなことから外国人相手の英会話を要求される環境(仕事)が訪れ、急遽、慌てて学ぶことにしたわけです。お引き受けした以上は、やるしかないわ。福祉以外のご縁も最近増えて、ありがたいことに、忙しい毎日となっています。
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