10月9日

いつも『しのぶろぐ』を訪問下さりありがとうございます。「とにかく分かりやすく接遇をお伝えし、現場を笑顔に変える接遇ナビゲーター」濱島しのぶでございます。

10月に入っても真夏のような暑さで、残暑厳しく・・・ですね。


さて、今日は一日、先日学んだ「フランス式テーブルマナーレッスン」の講師用テキストを朝からコツコツと仕上げ、やっと完成しました。レッスン中に撮った録画が途中で切れていたり、聞き漏らした箇所もありましたので、来週、奥田先生と答え合わせを致します。

コツコツと作ります。
スプーンを口に入れずに、かつズルズル音を立てずに飲むのは、コツがいります。

そもそも、テーブルマナーとはいつからどのように成り立ったのか、いろいろ調べていくうちに、面白いことが分かりました。

食事のマナーで最も古い文献は、なんと紀元前2500年頃の古代エジプト指導書なのです。現在のナイフとフォーク(カトラリー)を使ったテーブルマナーの起源は、メディチ家のカトリーヌ姫が大きく影響するのですが、もっと以前に、食事をする時の他人への気配りが書として残されていることに感銘を受けました。

そこにはこう書いてあるのです。「皆が笑う時には、あなたも笑いなさい」

会食をする時の、テーブルマナーの大切なことの中に、“自分もその場の風景として溶け込んでいるのか”というものがあります。皆の話題に乗れる自分であるよう芸術、文化、文学、音楽と様々な分野の知識も身に着けましょうという以外に、やはり、周りへの気配りや相手に合わす大切さがマナーの根源にあることを表しています。恐るべし古代エジプト人です。

エリザベス女王が、他国の王がフィンガボールに入ったお水を飲んだのを見て、ご自分も飲んだエピソードは有名ですが、素敵なお話ですね。


今週のお店の花入れです。

船の底の板の上に、素朴な枝と実をあしらいました。
野菊、ススキ、ヤブマメ、キンエノコロ、ヨウシュヤマゴボウ、ガマズミ,ツリガネニンジン、ミズヒキ。
古材の戸びらのテーブルには、シャリーグラスの小さな花たちを。
陶器の器には、つる性で動きを出します。

古材ろ野草のコラボは意外にしっくりきます。野草は日持ちがしませんので、毎週、お花は入れ替えます。お店に来るお客様が、お料理以外にも短い「秋」を感じて下さればと願います。

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