4月21日
今日は、福井県内の特養で研修。午前中50名、午後50名、計100名ほどの参加でした。何事も懸命に取り組む姿勢が印象的でした。昨年夏に基本コースをしたので、今回はちょっと掘り下げてみました。
メインは挨拶と表情。笑顔のない表情は記憶に残りにくいのです。たとえば、歌手の松田聖子さんや小泉今日子さんは深い印象で私たちの記憶にはっきり残っています。「では、それ以後の女性歌手でダントツ1位をしばらくキープしてた人は?」と聞くと、なかなか答えが出てきません。
ヒントは2人組です。そう、答えは、WINKです。彼女たちはあれほどのヒット曲を何枚も出しているにもかかわらず、印象に薄いのです。それはなぜか?
彼女たちは「無表情」で歌っていたからです。アイドルは笑顔で!の時代の中、無表情で歌ったことが、世代に受け入れられヒットを飛ばしたのですが、今となっては悲しいかな、それがあだとなったわけです。
高齢者が求めているのは、安心。自分がどんどん老いていき、どんな状況になっても、安心できる場所が特養であり、それをよしとするスタッフに囲まれて生活することが安楽なのです。あなたがどういう状況になろうとも傍に私たちがいるんですよと表情で伝えることは、介護士の必須条件です。そのための笑顔の勉強です。
今日は、お手本となる事務所の方がいました。ただ笑うだけでなく、思わず相手も笑顔になってしまうほどの最高の笑顔のレッスンをしました。
しかし、ボソッと私の横で「ザ、ピーナッツ」と言った中高年のスタッフ・・・・。帰りの車の中で思い出してしばらく笑いが止まりませんでした。
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