11月6日
接遇以外の研修をしたのは、今回が初めて。
事の発端は「福祉現場で働く女性が元気に
なるセミナーをお願いできませんか」と千葉県
社協の中村氏からの依頼である。
彼はアイデアマンで発想にセンスと豊かさがある。
この仕事、ゼッタイもらうと即日、企画書を送った。
その後、中村氏と練ってきた今回の研修。
テーマは「輝く女性になるための自分発見術」
参加者の平均年齢は30歳半ば。
私は何を教えるわけでもなく、ただひたすら問いをし
参加者がグループでシェアする。
何ら特別の準備をしたわけでもない。自分に問いかけ
答えを見つけてもらうしくみだ。これが意外と
予想に反して当たった。
受講者の参加意識のレベルの高さにも助けられたと
思う。漠然とした問いにもしっかりついてくる。
一番難しかったのは、たぶん「あなたのキャッチコピー
は何ですか?」だろう。福祉には自分をアピールする
環境が少ない。争いもない。営業成績もない。皆と
同じようにが基本である。自分をそのような視点で
みる機会はない。
この仕事を5年しているが、一番無駄な力をいれずに
できた気がする。
以前、「ただ、質問するだけでは、結局この人は
何も教えてはくれなかったと思われるのではないですか?」
と聞いた時に、ある人が言った。「相手への期待を手放す
ことですよ。相手が伸びることだけを信じなさい」と。
確かに。今回の研修で一番学んだのは私なのかも知れない。
意識レベルの高い受講された方々と気づきを与えてくれた
中村氏にひたすら感謝である。
帰路の新幹線の中で「ひつまぶしとスマホは同じ原理で
できている」という本を読んだ。マーケティングの本である。
こじつけだなと思いつつ読み物としては面白かった。
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