9月16日
いつも『しのぶろぐ』を訪問下さり
ありがとうございます。

KIMG0522

制服をお借りして、10時から16時まで
現場に入りながら、ラウンドする。
看取りもしている施設なので、職員の方は
カンファレンスもさることながら、
細かく利用者様の状態を捉えている。

利用者さまの居室にお邪魔をして話込むこと
もしばしばある。
ベッドに寝ながらおもちゃの赤ちゃんを抱きかかえ、
しきりに話しかけている利用者さまを見つける。

DSCF9063

「賢そうなかわいい赤ちゃんですね」とお声をおかけすると、
「この子は預かっている子で、おかあさんが離婚して
働いているので、夕方6時くらいまで、私が育てて
いるんや」とおっしゃる。
「この子は何歳ですか?」と尋ねると「3歳でおとなし
い子や」と、30分くらいこの人形の話をなさった。
本物の子どもと思い、とても大切になさっている。

認知症が進むとモノの判断力が低下する。
ひと事ではない。私がアルツハイマーになったら、おそらく
犬のぬいぐるみを本物の犬と思い抱き抱え、そして、
一日中話かけるだろう。

DSCF9062

ふとベッドの下に、動物のぬいぐるみが落ちていた。
「この子も預かっているんですか?」と尋ねると
「あんた、それはおもちゃやがな~。しっかりせ~や」
とおっしゃる。
そこは、おもちゃと分かるのね・・・。

最後はデイケアを周る。
サンショウウオの「マキちゃん」。
スタッフの一員である。
これほしい・・・。
お年寄りの癒しに一役かっている。DSCF9049

こちらの施設の職員の方は、よく利用者さまを観察しながら
話しかけている。ケアをしながらも近くの利用者さまへの
視線の配慮もできている。笑顔も声も出ている。PTも
元気で活気がある。

ラウンド後、接遇委員会のメンバーに撮った画像を見せながら
説明をする。そして、次回までの宿題を出す。
来月が楽しみである。

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