4月2日
いつも『しのぶろぐ』を訪問下さり
ありがとうございます。

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桜満開の京都は、花見の人で賑わい、GW
並みの混雑である。地下鉄の中は、外国語が
飛び交っている。駅係員も誘導に必死だ。

地下鉄を1本乗り過ごし、五条駅で降りる。
もう、7年目になるが、こちらの法人さまの
新任職員研修には、毎年お招きいただく。
ありがたい限りである。

会場の隣に小さな公園があり、毎年この時期
桜が満開を迎える。この桜を見ることが楽しみ
の一つとなっている。人があまりいないので、
特等席でゆっくり愛でることが出来る。

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今日は、後半に4人グループの伝言ゲームを入れた。
ミスコミュニケーションが起こるときは、どういう
時なのかを体験してもらう。
6つの長い文章を伝言してもらう。その中の一つ。
「2日前に映画館の横にあるツタヤでDVDの変わりに
ブルーレイを買いました。海猿2、24、釣りバカ
日誌の9作目です」という文章である。

これが、4人目になると「買いました」のところが
「借りました」になる。なぜなら、ツタヤ=借りると
無意識に頭の中で変換してしまうからである。人は
他人から話または報告を受けた時に、無意識に
自分のフィルターに通して理解してしまう。フィルターの
違い、これがミスコミュニケーションが起こる原因のひとつ
である。自分と他人とはフィルターが違うという前提で
話をすることが必要なのである。それには、何をしな
くてはならないのか、話し合いをしてもらった。

途中、何度か休憩を入れるが、最後まで集中力が
途切れることもなく研修に参加して下さった。
昨日も今日も20歳前半の方たちが対象であったが、
キャパが果てしなくあるものなのだと感じた。
どんな事例を出しても、「ふ~ん」とうなずき、受け入れ
てくれる。だから余計こんなことも聞かせてあげようと
時間をフルに使ってしまう。

たとえば、お寿司屋(回転しない)に行ったら、彼女をどの席に
座らせるかとか男性がお勘定をするタイミングはいつか
一番スマートなのか、そのとき、女性はどの位置で待つ
のか、ご馳走をしてもらった後のお礼の仕方、好意を
持っていない人にご馳走をしてもらったときは、どう
するのかなど、「席次」の講義のときにビジネスマナー
書には載っていない男女のスマートなオトナのマナー
の話を気配りの一環として入れた。

家に帰り、友人に電話で今日の話を誇らしげにする。
「オトナのマナーを講義に入れたわ」と。すると、友人は
「それは、40歳過ぎた男女なら、まだしも、二十歳代の
女性がもし、それをしたら、経験豊富な慣れた人と勘違い
され、それはそれでマイナスなんじゃないのぉ~」と言う。

そうかも知れない。私は自分のフィルターで話をして
しまったのかも知れない。
しまった、しまった、島倉千代子よ~。
すかさず友人が「それ、関西のボケのフィルター」。
彼女は東京だ。あ、そう・・・。

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