12月12日
いつも『しのぶろぐ』を訪問下さりありがとうございます。
「とにかく分かりやすく接遇を伝え、現場を笑顔に変える接遇ナビゲーター」濱島しのぶでございます。
先週に引き続き、今週も甲府に参りました。何度も訪れる地は、だんだん勝手が分かるようになり、疲れも少なく居心地の良いものです。
さて、今週は、介護付き有料老人ホーム恵信福祉会ヴィレッタ様にて、2日間研修を致しました。まずは、玄関に並べられた、利用者様が生けた“生け花”に迎えられました。よく見ますと、すべてが剣山に挿してあります。通常の老人ホームでは、花を挿すだけの指の力がない高齢者の方には、生けやすいよう、オアシスと呼ばれる水分を含ませたスポンジを使用します。
高齢者のできることを大切にする施設ですね。
研修のテーマは「利用者さまやご家族が優しいと感じる動作、所作」です。研修の中で、「話す」ことのケア上の意味も入れました。
利用者様と「話す」ことは、大きく分けて2つの意味があります。一つは、信頼関係を築くコミュニケーションのためのもの、そして、もう一つは、利用者様の能力の維持のためです。
「話す」力と「食べる」力は、一緒です。一緒の筋肉を使います。ですから、話さなくなると、食べられなくなっていくのです。人は、物を食べる時、口の中の唾液に食べ物を絡ませながら飲み込みます。高齢になり口の中が乾燥すると、唾液が出にくくなります。その唾液を出すのに有効なのが、「話す」ことなのです。話すことで唾液が口の中に作られるのです。利用者様と話をすることで、唾液の分泌を促すのです。嚥下状態が低下している利用者様には特に、話をしていただきましょう。
研修の空き時間に、美容院に参りました。ススメられるままに、久しぶりに毛先にパーマをかけました。
ゲゲゲの鬼太郎やないかぃ。地元に戻って、いつもの美容院でなおしてもらおう・・・。
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