4月1日
いつも『しのぶろぐ』を訪問下さり
ありがとうございます。
今日から新年度のスタート。
4月のご依頼は、ほとんどが新任職員研修である。
介護の現場の未経験者であるがゆえ、新鮮な
気持ちで物事を見ることができる。それは、同時に
とても大事な感性である。
こちらの施設とは、お付き合いが古い。
毎年、お招き下さる。本当に感謝である。
今日は、新任職員研修。
午前中は、コミュニケーションスキル。
午後一番は、一緒に現場ラウンド。
これは、気づきを促すファーストステップである。
まず、玄関からスタート。ご家族が面会に来たときに
最初に見る風景が玄関である。においや事務所スタッフ
の様子や声のかけやすさ、適度な明るさかなど五感に
アンテナを立てて、見る訓練をする。
続いて、セミプライベート空間、居室や汚物処理室
まで見て回った。
細かい気づきもあり、なかなか良い。
慣れてくるとアンテナが鈍る。疑問を持つ意識も薄れてきて
しまう。排泄のにおいが充満していても「これが普通、
施設ってこんなもの」と思ってしまう感覚のにぶさが怖い。
お辞儀の仕方を習うより、気づきのコツや視点を
現場で学んだ方が施設にとり有益と考える。
最後は、マスクを着用していても笑っていることが相手に分かる
笑顔のレッスンをして、終了。
一つでも多くのことを学んで、現場で実践できるような
カリキュラムをこれからも組んでいこうと思う。