8月4日
いつも『しのぶろぐ』を訪問下さり
ありがとうございます。
20年ぶりに近鉄「学園前」駅に降り立つ。
見覚えのある風景が懐かしい。
今日は、薬局をいくつか展開している
クライアントさまとの打ち合わせである。
患者さまはなぜ薬を買うのか?
健康になりたいからである。
なぜ、健康になりたいのか?
やりたいことができるからである。
なぜ、やりたいことをするのか?
やりたいことをしている時間は幸せを感じるからである。
つまり、薬剤師の仕事は、患者さまの幸せを
応援する(支援する)仕事なのである。
サービス業はすべてこの『理』である。
服を買う人は、服がほしいのではなく、その先に
好きな服を着て出かける自分の姿に楽しみを抱いて
いるのである。スーパーでたまねぎを買うのは、
その先に料理を囲む一家団欒の姿が見えているからである。
「私は、幸せを応援する仕事をしている」と思えば、
患者さまへのことばがけも違ってくる。
人に感動を与える人は、いつもこの『理』で動いている。
それが、仕事のモチベーションにつながっていく。
今回の主なご依頼は、認知症対応である。
家族が気付かない初期の認知症の方が増えてきている。
最近、銀行などでも認知症の研修を行っている。
高齢化社会ならではのモノと言える。
高齢のお客様がいきなり立腹する、何度も説明を促す、
もらっていないと訴える・・。こうした症例にも対応
できる職員の育成が今後は急務になる。
間違った対応は逆効果である。
アルツハイマー型、レビー小体型、脳血管性、前頭側頭型
などの軽度から中等度の症例に的を絞った対応を
する。同じ見当識障害でも疾患によって出方は違う。
薬剤師の方たちが、認知症の方々と接する上で、
全く知識のないまま応対するのとある程度の知識を
持って応対するのとでは違う。
今後、在宅で生活を送る高齢者が増える。認知症に限らず、
介護以外のサービス業もお客様の高齢化対応は必要と
なってくる。
できるだけ具体的な症例の研修カリキュラムを組もう。