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9月22日

いつも『しのぶろぐ』を訪問下さりありがとうございます。「とにかく分かりやすく接遇をお伝えし、現場を笑顔に変える接遇ナビゲーター」濱島しのぶでございます。


久しぶりの出張です。先月、コンサルティングで入っております株式会社リフシア様の接遇発表会を受けて、今月は、その授賞式と各事業所の所長の方々による統括報告がございました。

皆様おめでとうございます!

伸びていく法人は、このように、一年ごとのけじめとしてのまとめや発表があり、一年間の活動を現場でどう浸透させていくのか、振り返りや今後の見通しをすることがとても大切です。

サービスは掛け算ですので、どこかでゼロ点になれば、他の部分がよく出来ていても結果はゼロと評価を受けるものです。ゼロを作らないことは、評価を上げるコツになります。そのためには、皆で取り組むことの大切さを感じていただくことがファーストステップです。

統括発表の風景です

最近、常にしていることが2つあります。一つは、散歩コースを変え、毎日1時間弱ほど歩いております。「運動」は「運」と「動かす」と書きます。なぜか運動をすると、良い運気が入ってくる気がしています。体調が良くなったり、嬉しい出来事があったり、刺激をもらったり、プラスの方向に動いていくのです。健康には運動が一番ですね。

知り合いの畑が広がります。夏はスイカ畑、これからの季節はキャベツ畑になります。
山からの風が気持ちよ~い。

2つ目は、外国の絵本を読みあさっています。以前からインテリアの雑誌を見て、外国人のインテリアのセンスがとても素晴らしいと感じておりました。和風に飾り付けていても、やはりどこか日本人とセンスの違いがあり、空間の取り方や色の配色がさっぱりしているのですが、とても上品でエクセレントです。その違いはどこから来るものかとても不思議でした。

図書館で外国の絵本の中の挿絵を見て、これは、小さい頃からの環境=色使いのセンスによるものではないかとふと感じました。たくさんの色が使われているのですが、どの色も他の色を殺さずしかも存在感があり、こういう色使いを小さい頃から常に目にしている海外の環境は、素晴らしいです。

海外の絵本の挿絵です。思わず、見入ってしまいます。

何事も環境が人を創ります。

9月20日

いつも『しのぶろぐ』を訪問下さりありがとうございます。「とにかく分かりやすく接遇をお伝えし現場を笑顔に変える接遇ナビゲーター」濱島しのぶでございます。


夜遅くに、いつもお手伝いをしているカフェのオーナーから「明日、急にロテル・ジュ・ラク(滋賀県西浅井にある)の外国人シェフと東京の有名なピッツアのシェフが来るので、朝からお店の花のアレンジと通訳をお願いしたい」と連絡が入りました。

ロテル・ジュ・ラクと言えば、あの木村拓也さんが琵琶湖にバス釣りにいらした際にお泊りになるホテルで、婦人画報の今月号にも載っている有名なホテルです。

朝早くから準備ですので、お花を買いに行く時間がありませんでしたが、幸いお店の前に咲いていた萩の花や自宅に咲いている花がありましたので、さっそく、セッティングです。

萩の花を大ぶりに切り、船底の板が映えるように生けました
手前には松の木を生け、古材に合わせて日本な空間を。
テーブルの上に置かれたシャンパングラスとシュウメイギク。手前の黄色い花は毎年我が家に咲いている名前が分からぬ花です。
紫陽花のアナベルとミニ盆栽の取り合わせ。
鉄瓶には可憐な生け方を。
ピッツアはピザ窯で焼かれます。

オーナーの友人たちとロテル・ジュ・ラクのソムリエの方と楽しいひと時を過ごしました。バタバタと準備をしていたり飲めないお酒に酔いましたので、皆様との写真を撮るのを忘れました。


この日から、フラワーアレンジメントとテーブルセッティングが頭を離れず、もっと勉強したいと思うようになり、近くの教室を探し始めました。人が何かを始める時は、こういうきっかけなのでしょう。今日の一日は、人との出会いも物事も明日の私につながる貴重な一日でございました。ありがとうございます。

月下美人

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9月12日

いつも『しのぶろぐ』を訪問下さりありがとうございます。「とにかく分かりやすく接遇をお伝えし、現場を笑顔に変える接遇ナビゲーター」濱島しのぶでございます。


先日、一年に一度しか花を咲かせない“月下美人”が濃厚な香りとともに開花致しました。昆布に似たような茎から白い芽を出し、どんどん伸びていき、夏の夜に一晩(夜8時くらいから開花しました)だけ花を咲かせます。翌朝にはすっかりしぼんでしまう様子は、まさに美人薄命のことばそのものです。

昭和天皇がまだ皇太子だった頃、台湾を訪れた際、月下美人の花に目を奪われたそうです。駐在大使に花の名を聞いたところ、「月下の美人です」と答えたことから「月下美人」と名前がつけられたそうです。英語でも「A queen of a night(夜の女王)」と呼ばれています。

育てて4年目。私の部屋で美しく咲いてくれました。感謝。

さて、先日、滋賀県内のデイサービスにて、接遇研修3時間コースを実施致しました。

研修風景 ~車椅子の人の心理を考える演習~

内容の一部です。

①接遇がなぜ必要なのか ②接遇とビジネスマナーの違い ③サービス業は掛け算 ④サービスとはさりげない思いがあふれているところ ⑤声掛けの役割 ⑥接遇何から始めるのか ⑦観察力 ⑧情報の取り方の違い ⑨接遇五原則(挨拶・身だしなみ・態度・表情・ことばづかい)⑩サービス業は体験を売っている ⑪接遇ができている法人ができていること ⑫食事サービスの意味とことばがけ ⑬研修後の72時間ルール ⑭needsサービスとwantsサービスの違い 


この介護の業界に入って、不思議に思うことがあります。

企業に勤めていた頃は、研修を受ける時は、自分たちのための研修ですので、早めに集まり、椅子や机のセッティング、講師の水やおしぼりセット、プロジェクター設定など進んで準備をし、講師の先生がいらっしゃったら、「何か配るものはありますか?」とお尋ねをすることが当たり前でした。

福祉業界の大半の法人は、これらの準備をするのは、施設長さんだったり、相談員さんだったり、主任さんだったり、いわゆる上司クラスの方がセッティングをなさいます。最初にその光景を見ました時には、目が点になりました。もちろん、そうでない法人もたくさんございます。

現場のスタッフの方々は時間に追われ、準備をする余裕がないことも分かります。スタッフの皆様はそういうものだと思っているようですが、自分たちが受ける研修に上司の方々が準備をして下さっているのですから、上司の方々に対して「ありがとうございます」の一言はほしいものです。

マナーをお伝えしている私としては、やはり気になるところであります。


夜、家に戻りましたら、咲き終えた月下美人の香水のような残り香がかすかにまだ残っていて、昨夜、奇麗に咲いていた名残りを感じさせてくれていました。

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