11月11日
いつも『しのぶろぐ』を訪問下さりありがとうございます。「とにかく分かりやすく接遇をお伝えし、現場を笑顔に変える接遇ナビゲーター」濱島しのでございます。
朝晩、急に寒くなりましたね。秋が短く冬の訪れが早い滋賀県湖西では、そろそろ冬の準備が必要な頃となりました。
さて、先日は、たぬきの置物で有名な信楽のデイサービスに行って参りました。高速道路で行けばよかったものを、時間にゆとりがありましたので、一般道の山道を選んだのが間違いのもとでした。車1台がやっと通れるほどの片側が崖、片側が山、テレビでよく観ます、ポツンと一軒家に向かう砂利道そのものでした。
運転をしながら、ナビの誘導に「どうしてこんな道を走らせるのか」と不思議でしたが、道の横に知さな祠があり、お地蔵さんが何体かあって、昔は、村人たちは、この道をよっこらよっこらと登って、お地蔵さんにお礼を言いながら、歩いて山越えをしたんだろうなと感じると、ありがたい道を走らせてくれてありがとうという気持ちになってきました。
細い道は、ちょうど山々が紅葉し、黄色や赤など美しい景観を見ることもできました。
行く途中で信楽焼きのお皿を見る予定が、ギリギリの時間になってしまい、陶器のお皿は次回となり残念でもあります。
3時間かけてようやく到着です。こちらのデイサービス様は、一軒家を使用なさり、一軒家ならではの強みを生かしてサービスを組み立てています。施設長さんと打合せ後、現場の様子をみます。入浴ケアも見る予定でしたが、この日は午後浴のお客様はいらっしゃらないとのことで、注意するポイントをお伝えしました。
チェックする項目は、施設の外観から始まり、排泄、レク、スタッフの声のかけ方、接遇の基本、お客様の様子、5S、コンセプトの確認など4時間たっぷりみることができました。改善箇所は、担当のスタッフと一緒に考えます。
外来者へのあいさつ、ことば遣い、態度、身だしなみ、表情、レクの進行などどの切り口をとっても、落ち度はなく、良い評価です。
最近、気になりますのは、食器棚などの高いところにモノを置く施設が多いことです。落下の危険があり、リスクになります。安全、安心があってこそのサービスです。
レク(頭の体操)の進行も、うまく参加なさったお客様が皆、発言できるよう配慮がなされていました。
ラウンド後、再び、施設長さんと主任さんに今日の結果と今後のアドバイスを致しました。これをPDCAに落とし込み、改善にむけてのP(計画)を立てていただきます。
コンサルティンが終わった頃には、すでに外は真っ暗な状態で、とてもあの山道は通れないと判断し、帰りは高速道路を使って帰りました。
今日は、お世話になっているカフェの花入れに行って参りました。自分の生けた花でお客様が秋を感じ、癒され、明日も頑張ろうと思って下されば幸いでございます。