10月26日
南国の朝は早い。6時に起き再び近くの浜へ。波の音だけ聴く。
今回の研修を主催して下さる名島さんが、宿まで迎えに来て下さる。
まずは昨夜の宴会でお約束したDrの病院へ。診察中だったが、
快く「うちのグループホームを見て行って下さい」と応対して下さる。
スタッフが明るくゆっくりとお年寄りの生活ペースで時間が流れている。
利用者様と一緒に黒糖のお菓子をいただいた。
次は、特養の見学。従来型ハードで個別ケアをしている。お忙しい中施設長さんと
相談員の方が案内をしてくれた。お年寄りが「めんしょうり(いらっしゃい)」
と言ってくれる。何枚か写真を撮らせてもらい、夜の研修に使用する。
その後、自衛隊機地の中を通り抜け、鍾乳洞(昇竜洞)へ。
ここは、居宅ケアマネジャーの西山さんが勤務中に抜け出し待っていて下さった。
わざわざ私の靴が汚れないように、シューズまで用意して下さっている。
一緒に狭い洞窟の中を歩く。はっきり言って、一人だと怖い。道幅が狭く
暗い。人の出入りがない空間独特の気配がある。
鍾乳洞はいろいろ訪れたが、ここはキラキラ光るものが多く、非常に珍しい。
触るとざらざらしているが、感触は硬くはない。30分ほどで出口に出た。
ホテルに帰る道中、海が見たいとの私のリクエストに「ウジジ浜」を通る。
波に浸食された岩の形が面白い。
夜18時半からの2時間研修。170名の方が参加してくれた。
一言、陽気に尽きる。年齢層が少し高めだったため、急遽、研修内容を
一部変更し、演習を多めに入れた。見ている私も笑ってしまう。
仕事終了後の研修ながら、どんだけ体力が余っていたのかと驚く。
研修後、男性陣による宴会。もつ鍋だ。口の中でもつがとろけてとても美味しい。
今夜もDr夫妻と名島氏の奥様が参加し、とても賑やかな楽しい宴会となった。
「一緒にご飯を食べたら、もう家族よ」と大事にして下さる。
宿のお湯が夜中の12時に止まるので、私だけ途中で失礼した。
わざわざ、食事の途中なのに、外に出て私を見送って下さる。
昨日も今日もここの島の人たちは温かい。