5月11日
いつも『しのぶろぐ』を訪問下さり
ありがとうございます。
昨日に引き続き、同法人の老健へコンサルティング。
デイで、利用者さまと一緒に、張り絵をさせて
もらう。そして、職員のことばづかいや態度などを
観る。作業の隣ではPTさんがリハビリをしている。
「です、ます」調の丁寧語で語りかけている。
笑顔も出ている。口調も穏やかだ。
異動をする職員の告知も利用者さまに分かるように
掲示してある。これは、とても大事なことだ。
職員の異動は内部のことであるが、やはりお別れを
告げたい利用者さまもいらっしゃる。
日々の関わりの中で培ってきた信頼関係がある日突然
プツリと切れるのは、悲しい。
あの職員に会えると楽しみに来園したのに、
本人から何も告げられず、急に会えなくなるのは
さみしい。業務としてではなく、人として、相手との
関係を最後まで大切にしていく姿勢はとても大事である。
そんなことを思いながら、貼り絵をしていると、隣の
利用者さまが私に「ちょっと奥さん。角はそうじゃなくて、
貼ってから、はさみで形を整えんと線からはみ出てしまうで」
と教えて下さった。なるほど、なるほど。そうするのか。
また、5分後、「ちょっと奥さん。そこは、形をそろえんと
見た目ブサイクやで」と再び教えて下さる。なるほど~。
そのうち、「奥さん、ここに入所してどのくらいになるん?」
とか「あんた、介護3くらいか?」とか。
う~ん、貼り絵の出来栄えからいうと、そうかも・・・。