5月18日
いつも『しのぶろぐ』を訪問下さり
ありがとうございます。
こちらの法人さまには既存と新設ユニット型
特養の2か所にコンサルティングに入っている。
今月は、入職3年の若いスタッフ4人がリーダーを
している既存を訪問する。
朝、施設に入ると主任と副主任が待ち構えていた。
「先生、聞いて下さいよ~」と現場の状況を知らせて
くれる。若いスタッフが多いので、気が利かない事
も出てくる。利用者さまに迷惑をかけているわけ
でもないが、若いスタッフの空気を読まない行動に
「何でそんなことをするのか」と。
経験を積むことで培っていくこともある。
それを何とも楽しそうに話してくれる。ファンキーだ。
失礼と思いつつも副主任と笑いながら聞く。
そう、「逆に楽しい」。これが、組織を強くするコツである。
一つの困難な事が起こったとき、その状態を、ある意味
楽しみながらも業務をこなしていける力。
あ~どうしよう。こんなこともできないと否定的に
なるより、頑張っている自分を肯定的に見ることにつながる。
強風で折れる大木よりも風にしなる柳と同じ理屈だ。
視点を変えれば、逆に楽しいことが周りにいっぱいある。
どう感じるか、どう思うかは自分次第だ。
人は、朝起きてから寝るまでの間、100以上の選択や判断を
する。今、起きようか、もう少し寝ようか。朝はご飯に
しようか、パンにするか。飲み物は何にしようか。服は
何を着て行こうか。靴は何を履いて行こうか。利用者さまと
どんな会話をしようか。どんなことばを使おうか。
数限りなく選択をしている。その結果、相手の反応や
自分の気持ちが左右する。すべては自分が選んだことなのだ。
また、バージョンアップした主任を見た。
お昼休みに、同じ法人の隣に建つ新設特養をラウンドする。
今日行くことは伝えていない。訪問は来月予定だ。
講師が来るときだけできていても意味がない。いつでも
できているかどうかのラウンドだ。
フロアーに上がると「先生、どうしたんですか?」と
ユニットリーダーが驚く。私はその反応が楽しい。
「利用者さまと植えたアサガオの葉が出てきました」と
嬉しそうに教えてくれる。ベランダに紅色の花が
咲く日も間近だろう。
再び既存の施設に戻り、リーダーの方たちと打ち合わせ。
来月からの目標を決める。
夕方は、理事長大野さまに報告。
キャリアパスの話題が出る。
接遇のキャリアパスを作るのも面白い。
職員を獲得したら、次は育成と定着の問題になる。向上心のある
職員は、別の施設が見たいと辞めていく。それを防ぐための策の
一つがキャリアパスだ。
以前、作成したものがあるが、改善してトライしてみよう。