5月12日
いつも『しのぶろぐ』を訪問下さりありがとうございます。「とにかく分かりやすく接遇をお伝えし、現場を笑顔に変える接遇ナビゲーター」濱島しのぶでございます。
友人に「ヒノキの苗植えのお手伝いに行かない?」と誘われ、朽木村に行って参りました。
朝、9時スタートで、ヒノキの苗木を黒い深めのポットに一つひとつ、細いピンセットで根をしっかり奥まで入れる作業です。普段、お花の手入れをしてるので、簡単だろうと思っていましたが、いざ、根を入れようとするとなかなか奥に行かず、植えた苗が斜めになってしまい、うまくできるまで時間がかかりました。この苗を2年~3年育てて、40㎝弱くらいに成長したら出荷だそうです。
作業場の中で、ひたすらコツコツと苗植えを進めるのですが、鶯や小鳥のさえずり、田んぼの疎水の流れる音が聞こえて来て、穏やかな気持ちになります。単調な作業ですが、あっという間に時間が過ぎていきます。今、植えている小さなヒノキが成長すれば、山に植えられ、何十年の時を経て、大木となり、家材やお風呂に使われます。
オーナーはもともと東京からの移住で、偶然訪れたこの村が気に入り、自然相手の仕事に踏み切った方です。これから学ぶことも多くありそうです。いろんな方との出会いとご縁に感謝して、一段落するまで苗植えをお手伝いすることにしました。地元ならではの仕事です。
5月に入り、我が家のジャーマンアイリスや小手毬、クレマチスの花が咲き始めました。カフェにも飾ります。
今年は大雪で、どうなることかと心配しましたが、例年通りに、花たちはきれいに咲きました。植物の生命力はすごいですね。これまで人相手の仕事をがむしゃらにしてきて、ここに来て思うのは、自分の体力と相談しながら、植物など自然とかかわる仕事もトライしてみるのも良いなと、心を動かされた今週でした。