5月30日
今日は、一日半コース。
ゆっくりじっくり実技をたっぷり入れた
研修だ。
研修後、支部長さまが近くの観光に
連れて行って下さった。
神魂神社と今話題の八重垣神社。
島根には「縁結び」の神さまが多い。
この神社は良縁を占う『鏡の池』が有名だ。
何でも、和紙の上にコインを乗せて浮かべ
15分以内に沈めば早くに良縁に恵まれるらしい。
平日にも関わらず、若い女性が皆占っていた。
様子を見ていると、不思議とすぐに沈む人と
まったく沈まない人とが確かにいる。
私もトライしてみようかと一瞬思った。
が、すぐに気が付いた。
もし、15分以内に紙が沈まなければ
生きているうちに良縁はない。
そう、これは、若い女性が占うものだからだ。
前から行きたかった足立美術館へGO!
50000坪の数々の日本庭園、日本画の巨匠
横山大観、竹内栖鳳の絵を端から端まで
3時間半をかけて観て廻った。
宿は、温泉旅館「さぎの湯荘」。
10畳と6畳の広くのびのびした部屋に
貸切風呂、食事は部屋食と3拍子揃った
宿である。
念願の美術館にも行け、本物の日本画を
堪能した私は、部屋を一歩も出ることなく、
パソコンに向かい仕事を再開した。
ところが、女性の傷心一人旅と思ったのか、宿の人が
1時間おきに様子を見に来る。
「こちらの温泉は、昔、傷ついたサギが
傷を癒すために入ったという由緒ある
温泉でございます。お客様もゆっくり
傷を癒してくださいませ」とご丁寧に
宿の由来まで語っていった。
私は仕事で来ているのだ。
傷心ではない。











