5月20日
よく「そんなに全国を飛び回っていてお休みはあるのですか?」と
聞かれる。
休みはない。だが、よく遊ぶ。遊びも仕事のうちだ。
遊ぶ時間をつくるために仕事をこなす。
今日は、執筆の一日だ。連載2件を含めて4社の原稿書き
をする。仕事とお金は天下のまわりものなのかと思う。
頑張って一つの仕事を終えると、次に仕事が入ってくる。
仕事を片付けないでいると、不思議と次の仕事は入ってこないものだ。
こなせばこなすほど仕事が入ってくる。
だから、休みはないのだ。
しかし、執筆は苦手だ。頭と気分のノリが左右する。
予定通りには終了しない。
次回から執筆は減らそう。確か、去年も誓ったような気がする。
「お願いします」と言われると「NO」と言えない。
自分の頭の乗りは悪いのに、人に乗せられやすい性質なのだ。きっと。
5月19日
昨日の地震と雷雨とはうって変わり今日は晴天。
全国に病院を展開する徳州会さまの一日研修だ。
私が、こちらの理事長である徳田虎雄さんの講演を受けたのが
19歳の学生の頃だ。迫力のある講義で、パワーをいただいた。
セミナー講師とは、受講生を元気にする職業なのだと知った。
それまで講師といえば、河合塾の先生しか知らなかった私には
衝撃的だった。
その徳田虎雄さんの法人の一つに、今度は私が講師として
招かれた。オープンして半月足らずの施設であるが、職員の
方は、よく笑顔も出て元気である。質問もあった。
非常に前向きである。
今日は、通常の接遇研修+指導のしくみについても
話をした。
何十年か前のご恩返しが少しでもできればと
そして、いつまでもこちらの法人が元気で
存続することを願う。
5月16日
京都から名古屋への新幹線移動。ほんの1時間足らずなので、自由席で行くことにした。
ところが、思いもかけず満席である。
仕方なく、デッキに立つことにした。すると、50歳半ばのスーツを着たビジネスマンが
私のすぐ後ろに立った。デッキには私とそのビジネスマンだけだ。新幹線が揺れるたびに肩が触れる。
何でこんなに近くに立つのかと思っていたところ、揺れに合わせて、彼の手が私の臀部に当たる。
気味が悪くなり、他の車両に移動。
通りかかった車掌に、よせばいいのに私は言いつけた。すると
「デッキは暗いですからね~」。暗い暗くないの問題ではない。お尻を触られたのだ。
続けて車掌は「デッキは暗いですから、若い女性と勘違いしたんでしょう」。そのまま
去って行った。
友人に即刻話をした。「女性と見てもらえて、触ってもらって感謝すべし!」
私は知った。オバさんはたとえ痴漢にあっても、他人には話してはならぬと。
5月9日
昨日の上尾から快速に乗り15分くらいで
熊谷に到着。
こちらの施設は2年前にも研修をした。
元大手企業にお勤めで、海外を飛び回っていた
方が理事長。いわゆる敏腕理事長である。
優秀な人材確保と育成を企業並みになさっている。
3年前から改革を進め、みごと成功させた施設であろう。
実にスタッフが明るい。元気で笑顔にあふれている。
いろいろな意味で満たされているのが分かる。
午前中はリーダークラス、午後は全体研修だ。
スタッフの才能を十分に発揮できるような環境や
組織作りを熱意と信念を持ってなさっている。
この仕事を紹介して下さったアンビシャスの
小茂田社長と一緒に帰る中、ふと戦乱の世、
城を持たなかった武田信玄が言ったことばを
思い出した。
『人は城、人は石垣、人は堀、情けは味方、仇は敵なり』






