» 2012 » 3月のブログ記事
3月5日~8日
新設特養の体験学習に参加。
以前から、すごいとは聞いていたものの
椅子に縛られ、目隠しをされ、寒いところで
6時間の放置・・。
利用者さまの心理状態を体験するのだ。
そして、そこから気づきを
見出していく。う~ん、中身が濃い!
それはそうと、高橋氏が今回も凄かった。
放送禁止用語をさわやかな顔で連発だ。
生まれ持った才能だろうか。
坂本先生のことばは、心にしみる。
人としての教えがある。
そして、慶さんは、熱く語った。
廃用性症候群、久しぶりに聞いた。
施設スタッフも、明るく元気で、仕事の
熱意もある。成長が楽しみだ。
一番、勉強させてもらったのは私自身だ。
ケアと接遇の密着度をもっと上げていこうと
次なる課題を見つけた。
朝、8時半から夜中の2時までのハード
スケジュールの3日間。自己反省と課題と
目標が見えた貴重な3日間だったことには
間違いない。
3月4日
明日から5日間、埼玉と千葉への出張。
いずれも4月1日オープンの新設特養だ。
未経験者が半数以上。やりがいがある。
今回の担当コマは「感染症」と「接遇マナー」の2つ。
感染症・・。久しぶりに勉強し直しだ。
そして、やっとプレゼンがほぼ仕上がった。
残りは明日の新幹線の中で・・・と。
今回の研修は、他に、認知症のケアの先生方と
ご一緒だから、私の勉強にもなる。
「寝たきり体験」や「排泄体験」もあり
楽しみだ。
自分の勉強にもなり、おまけに講師料もいただけるなんて
感謝!
3月1日
4日目。積雪の影響で夜の研修がキャンセル。
ホテルに早めに着いて、当然、温泉だ。
ゴルフ目当ての泊り客が皆帰ってしまったようで、
のんびり一人で温泉に浸かる。極楽だ。
翌朝はよく晴れた。ホテルからの富士山の眺めもよい。
今日もスタッフに内緒で現場に潜入。
車椅子の方との会話のポジショニングも
できてきた。デジカメで写真を撮り
午後から、トレーナーに説明とアドバイス。
徐々に要求水準を上げる。辛口評価をしても
この施設のトレーナーはついてくる。
以前は、スタッフの涙を見たら、私もウルウルと
なっていた。今は、その涙を嬉し涙に変えてやるぞ
と誓う。「泣いてる暇はないのよ。やるべきことが
ことが見えたら、前に進むのよ」
現場のスタッフが私を『鉄の女』に変えてくれるのだ。
感謝だ。
2月29日
3日目。朝、起きてカーテンを開けたら
なんと雪。何十年ぶりかの積雪だそうだ。
12時過ぎにホテルに迎えに来てもらい
午後から特養の現場巡回だ。
半年間、コンサルに入っている施設なのだが、
ここに来て、できているユニットとできていない
ユニットとの差が生じ始めた。
接遇は「下のレベル」で評価される。
できていない部分で決まるのだ。
新しいことをせず、足固めをするようアドバイス。
今日は、いつもと化粧も変え、大きなマスクをし
スタッフにも内緒で現場巡回。
新しいスタッフと思ったらしく、普段の様子を
見ることができた。おまけにお昼も利用者様と
一緒にいただいた。おいしかった。
利用者様と一緒に食べたのは、昔、主任をしていた
頃以来だ。
同じテーブルで食事をする。
「おいしいか?おいしいか?」と利用者様から
聞かれる都度、祖母から言われている気がした。
そう、ケアワーカーは、利用者様から温かいもの
をいただいているのだ。いつも。
2月28日
2日目。特養の現場巡回だ。
いつものように制服を着用し、スタッフになりきり
スタッフの動きやことばづかい、態度のチェック。
利用者様と語らう振りをして、実はスタッフをチェック
するのだ。デイサービスは、とても迅速だ。一度注意を
したことは、すぐ改善をしている。
謙虚な部署は、必ず伸びる。なぜなら「でも・・」
を遣わないからだ。こうした方がよいとアドバイスを
すると「では・・ですね」と提案をしてくる。
「でも・・」とはできない言い訳をする場合に遣う
ことばだ。私は「でも」は嫌いだ。組織の成長を止める
夜は、全体研修。今夜は在宅部門のスタッフ向け研修だ。
昨日よりも、参加者の平均年齢が高い。
しかも仕事終了後の研修なのに、元気。
ジェスチャーゲームもなんなくクリアーだ。
新しくなった施設で、以前よりもスタッフの動線も短くなり
利用者様が落ち着いた分、スタッフのモチベーションも
上がった結果なのであろう。