10月5日
最近、ウォーキングを日課にしている
せいか、ホテルから研修会場までの
徒歩30分の距離が楽に感じる。
久しぶりの接遇基礎コースである。
テキストは初級のものであるが、
参加者の様子を見て、内容を初級から
中級に一部変更した。
皆様の答えから私も学ぶことがある。
次の研修に取り入れようと思う答えも
いっぱいある。
「先生、ありがとうございます」と言われるが
本当はありがたいのは、私の方である。
現場で一番指導が難しいのは
「ことばづかい」である。
『寄り添う介護』とか『家庭的な雰囲気』
という支援方法は、解釈の仕方を間違えると、
高齢者にため口や友達ことばで話すことを
容認させてしまうことになりかねない。
研修では、礼儀という表現を遣って説明
した。子ども扱いやため口など『ことば』
の捉え方を修正していく必要がある。
修正するには納得させる。納得させる
根拠がいる。それを役職者研修で伝えている。
今日は、接遇講師をしていらっしゃる方が
受講された。彼女は、いつも礼儀正しい。
同じ接遇マナー講師で、名刺交換を
することもなく黙って受講する人もいる。
『親しき仲にも礼儀あり』私の好きな
ことばである。