1月21日
いつも『しのぶろぐ』を訪問下さり
ありがとうございます。
ホテルに泊まるとデスクの上に
「この部屋は○○が掃除をいたしました」
と書いたカードが置いてある。
私はいつも裏にその方にメッセージを
書いている。
「お部屋をきれいに掃除して下さり
ありがとうございます。今日も気持ちよく
仕事に出ることができます」と。
おそらく、このメッセージを読んだお掃除の
方は嬉しいと思う。
なぜ、嬉しいのか。それは、自分のした
ことが誰かに良い影響を与えていると思うと
自分のした行動の意義が明確になるので、
誰かが見てくれている、頑張ろうと心の
スイッチが入るからである。
人は誰かに影響を与えながら生きている。
犬でも、飼い主に癒しという影響を与えてくれて
いる。「ありがとう」「ありがとう」と伝える
ことで、存在する意義を確信できる。
私は研修でも現場でも「ありがとう」をもっと
利用者さまに伝えて下さいとお願いしている。
利用者さまに「ありがとう」と伝えることは、
相手の存在意義を認めることになる。
自分のしたことで職員がお礼を言ってくれる、
それは、誰かによい影響を与えていると感じる
ことができる瞬間でもある。
このように「ありがとう」ということばは
相手の存在意義を伝えてくれるありがたい
ことばなのである。