» 2016 » 1月 » 21のブログ記事

1月21日
いつも『しのぶろぐ』を訪問下さり
ありがとうございます。

ホテルに泊まるとデスクの上に
「この部屋は○○が掃除をいたしました」
と書いたカードが置いてある。
私はいつも裏にその方にメッセージを
書いている。

「お部屋をきれいに掃除して下さり
ありがとうございます。今日も気持ちよく
仕事に出ることができます」と。

おそらく、このメッセージを読んだお掃除の
方は嬉しいと思う。
なぜ、嬉しいのか。それは、自分のした
ことが誰かに良い影響を与えていると思うと
自分のした行動の意義が明確になるので、
誰かが見てくれている、頑張ろうと心の
スイッチが入るからである。

人は誰かに影響を与えながら生きている。
犬でも、飼い主に癒しという影響を与えてくれて
いる。「ありがとう」「ありがとう」と伝える
ことで、存在する意義を確信できる。

私は研修でも現場でも「ありがとう」をもっと
利用者さまに伝えて下さいとお願いしている。
利用者さまに「ありがとう」と伝えることは、
相手の存在意義を認めることになる。
自分のしたことで職員がお礼を言ってくれる、
それは、誰かによい影響を与えていると感じる
ことができる瞬間でもある。

このように「ありがとう」ということばは
相手の存在意義を伝えてくれるありがたい
ことばなのである。

1月20日
いつも『しのぶろぐ』を訪問下さり
ありがとうございます。

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行きの新幹線の中から、久しぶりに
雪化粧をした美しい富士山に会えた。
周りからもカシャカシャとカメラの
シャッターを切る音が聞こえる。
日本人にとって富士山はやはり
格別のものなのだろう。

さて、既存と新設の施設を持つ特養へ。
毎月、コンサルティングで訪れている。
私は「整理整頓」を重要視している。
なぜなら、職員間の信頼関係が崩れて
いく時は、ここから始まるからだ。

「ここに片付けるって決まっているのに、
あの人はいつもしない」「食後、床に
こぼれているものは、すぐ拭くっていわ
れているのに、あの人は忘れる」こうした
小さな不満が不信感になり、信頼が崩れて
いく。物の定置管理は人間関係の基盤となる。

これが100%できていなければOKを出す
わけにはいかない。来月の課題になる。
では、次のステップ。
部下に整理整頓、清掃の指示を出すことに
なるが、部下にもいろいろなタイプがいる。
マニュアル化して手順を明記してもらった方が
動きやすいスタッフもいれば、自分の判断基準で
動いたほうが受け入れやすいスタッフもいる。

また、アドバイスも細かく言ってもらった方が
すっと入るスタッフもいれば、1から10までの
説明はくどいと感じるスタッフもいる。
気づかせるために、写真を撮って、「これって
どう思う?」と促したほうがよいケースもある。
次のステップとして、リーダーの方には、
自分が動きやすい指示の出し方よりも、
相手の行動傾向を見極めた上で、それぞれに
適応した指示の出し方をするようアドバイスした。

できる施設は、どんどんレベルを上げていく。
一通りの指導方法で、ユニット全員ができるように
なるのは稀である。指導パターンをいくつも
持っていると成功する率が増えていく。

来月は、年間実績の確認と来年度の年間計画を
立ててもらう。楽しみである。

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