12月12日
昨日とは受講される方が変わる。2日目だ。
講師控え室に着くと、「ユンケル」が
置いてあった。ありがたい。
いつものように一気飲みをし、「よっしゃ~」
と気合を入れる。
昨日と会場の雰囲気が違う。参加者のキャリア
も年齢層も違う。よって、内容も少し変更をする。
研修は、受講された方と一緒に作って
いくものである。演習に一生懸命参加して
下さる様子をみると、私の張り合いになる。
休憩時間も惜しい。できるだけ多くのことを
職場に持ち帰っていただきたい。
帰りの『特急しなの』の中で、仕事を
一つ仕上げる予定だったが、いつの間にか
眠ってしまった。気がついたら、千種。
今日中に仕上げたかったので、名古屋からの
新幹線を「のぞみ」から「ひかり」に変えて、
すいた車内で仕上げる。
ユンケル飲んで、短時間に張り切りすぎたわ。
12月11日
今年2月に研修をさせていただいた。
また、お招き下さり、2度目になる。
今日と明日の2日間にわたり、研修をする。
朝、早くに家を出て、名古屋から特急『しなの』
に乗り変える。塩尻には、お昼頃に到着した。
そのまま会場へ。
170名ほどの方が参加して下さった。
プレゼンは画像を多くし、第三者的な
目線でみてもらう。普段、何気なく
しているケアがいかに自分たち目線
であるかを感じとってもらう。
研修後、ホテルに到着。そして、ウオーキングだ。
のはずが、小雪がちらついてきた。20分ほど
歩くと、足先が冷たくて感覚がなくなってきた。
異常に寒い。おまけに付近には人っ子ひとりいない。
というわけで早々に、ホテルに戻る。明日は雪。
暖かくして行こう。
12月8日
今日は、リーダー対象の中級コース。
神戸会場と内容を一部変更する。
内容を変更した時は、結果が楽しみ
である。参加して下さっている方々の
反応で次回のセミナーのアイデア
が出る。
今日は特に、『ことば遣い』の部分を
より具体的にした。関西弁の方言を
現場でどのように使用するか。
現場で遣ってよいのは、丁寧語以上
とぞんざいではない方言である。
帰りの電車の中で、振り返りをする。
今後の研修は、現場で遣う『表現方法』
を増やしていこうと思う。
これから年末にかけては、プレゼンの手直し
と執筆の仕事に追われる。文章を書くのは
時間がかかる。そして、クリスマス
は年賀状の作成日にあてている。
ダラダラと仕事をせず、時間を決めて
メリハリをつけるとデスクワークは
進む。
11月29日
今日はOFF、にした。自分で休みを
決めないと基本、休みはない。
奈良に住む友人と山科駅で待ち合わせ。
まずは、京都国立近代美術館で開催中の
「皇室の名品」を観る。
今回のお目当ては、横山大観と竹内栖鳳の
画である。
いつもながらに、力強いタッチが素晴らしい。
その後、近くの紅葉を見たいという友人の
リクエストで、青蓮院門横を通り、除夜の鐘で
有名な『知恩院』を拝観する。(写真左側が私)
紅葉は見頃である。
夜はライトアップされるとのこと。
円山公園から二年坂・産寧坂の石段を昇り
清水寺に着くコースを歩く。
清水寺の地主神社でおみくじを引く。恋愛の
神様を祭っている。彼女は「大吉」で
私は「吉」。世の中こんなもんか・・・。
一つだけ願いが叶うというお社で参る。
彼女が「何で、そんなにお参りが
長いの?」と聞く。私が「当たり前よ。自分の
住所と名前を言ってから願い事を言うのよ」と
答える。
すると、周りにいた若い女たちが、「え~!
そうなんですか?」と聞く。そこまではよかった。
私がもう一度説明すると、「知らなかった。すご~い。
まるで生き仏ですね~」と。
清水寺の紅葉は真っ盛りで美くしゅうございました。
帰りに清水焼の器を買い、銘菓「八橋」の試食だけをし、
京都らしい小道の「石堀小路」を通りぬけて、
再び、美術館の近くに戻る。
4時間くらいは歩いたであろうか。
久しぶりの休みは、紅葉に癒された。
11月21日
以前、同部会の相談員対象のクレーム研修を
させていただいた。今回のテーマは「介護職の
プロとしてあるべき姿」だ。
それは、当たり前のことを当たり前にできる力
ではないだろうか。
介護職は身体介助をする。人様の身体に触れる
仕事だ。だから相手との距離が近くなり、信頼
関係がより他よりも必要となる。
距離が近いがゆえに、利用者さまへの対応で
『感覚麻痺』を起こす。今回の研修は、麻痺した介護
を見直す内容にした。
帰りの新幹線の中で、いつものように反省会。
自分もこの仕事で感覚麻痺を起こしてないだろうか。
相手に失礼なことばを遣ってないだろうか。
考えているうちに、眠ってしまった。
来週は打ち合わせと原稿書き。出張も日帰りだ。
紅葉狩りも行きたいし、美術館にも行きたい。
したいことが山ほどあるわ。
11月20日
午前中は、委員会のメンバーへ
アドバイスをする。お題は「人を動かすには
何が一番必要か」である。委員会や朝礼や会議
や情報誌などのツールだけでは人は動かない。
接遇力は目にみえにくい。人が感じるものだからだ。
メンバーの答えは「熱意」だった。
午後は、現場を巡回する。
少しずつ利用者さまとの温かい交流が出来ている。
次回が楽しみである。
その後、高崎へ移動。
熱海から新幹線に乗り込む。隣は若い女性だった。
「仕事の帰りですか?ヒィック~」
彼女は酔っていた。嫌な予感がした。
「今から出張よ」と答えると「へェ~。どこからですか。
ヒィック」「関西から」と答える。
「関西のどこですか~。前、遊びに行きましたぁ」
「琵琶湖のある滋賀県よ」と答える。
話を聞くと、彼女は今から歌を習いに行くらしい。
すでに19時を過ぎている。仕事帰りに一杯飲んで
新幹線で習い事のようだ。体力あるわ。
そのうち、彼女は眠り始めた。まもなく品川に着く。
「どこで降りるの?」と聞くと「品川っす」と答える。
そして、再び彼女は眠る。
いかん、起こさなくては・・・。
身体を揺さぶって起こす。目が覚めたのはよいが、
酔いが回っていて足元がおぼつかない。
結局、彼女のテーブルに出ていた手帳や
スマホをかばんの中に急いで詰め込み、荷物を持ち
ドアまで誘導する。
「大丈夫ですぅ~」と彼女。
一つも大丈夫やないわ。品川駅に着いて、駅員さんに
荷物をお願いする。
「ありがとうございます。九州の人は親切です~」
だから、関西や。九州に琵琶湖はないやろ。
酔いが覚めたら一つも覚えてないだろうな。
11月19日
アドバイザーに入って5回目。
10時~ 接遇委員会のメンバーから
状況を聞き、確認とアドバイスをする。
11時~ 送迎者の運転スタッフへ接遇研修。
13時~ 施設内デイサービスの巡回
14時~ 移動して別のデイサービスの巡回
15時半~ 施設内ユニット巡回
16時半~ デイサービスの送迎車に同乗
18時半~ 職員向け全体研修。
今日の研修は、いつもと一味違う。
施設一丸となって、事を進めていかなければ
何事も成功しない。他人事では変わらない。
委員会のメンバーと職員の想いの誤差が
マイナスの結果に出る。
委員会のメンバーの熱い想いが
職員に伝わらなくては、始まらない。
研修冒頭に、委員会のメンバーの想いを
職員に伝えてもらう。
もともと力のある施設である。できない
わけがないと私は思う。
目に涙を浮かべながら、頑張りたいと
訴える委員会の想いが職員一人ひとりに
伝われば、確実に変わる。
どこまでのレベルを求められているか話を
する。皆、真剣に聴いてくれている。
この施設は伸びる。
アドバイザーは、ある意味『嫌われ役』でもある。
今日もきついことも言う。それが私の仕事だ。
やる気のあるメンバーと出会えたことに
感謝である。
11月16日
天気は秋晴れ。昨夜は夜中1時過ぎまで
2人でしゃべっていたが、朝7時に起きて
朝食会場へ。
昨夜の夕食の量が多かったのかお腹は
いっぱい。朝食はバイキング。
「お腹すいてへんし、あんまし入らんわ」
と言うと、「夕べもそう言いながら、ご飯
おかわりしてたよね。結構食べてる(笑)
」と渡邊さんが言う。
宿を出発して、まず近くのガラス館へ行く。
それはそれは、キラキラと光り輝く店内で
ある。見るもの一つひとつが美しかった。
その後、北方文化博物館、豪農の館伊藤家
を観に行く。本邸敷地8,800坪。想像つかないわ。
使用人2800人って、こうなったら国よ、国。
100畳あるお座敷で記念撮影をする。
お座敷の前には、贅沢を尽くした日本庭園と
5つのお茶室がある。絶えず、人のいる家で
当主が唯一のんびり風流を味わえる場所だった
のであろう。
一番目を惹いたのは、歴代の当主が集めた書物である。
中でも伊藤博文や勝海舟の書。品のある筆だ。
豪農の当主は、教養豊かな文化人でもあった。
お昼は、邸内の敷地にあるイタリア料理で
パスタコースをいただくことにした。
「朝ご飯をいっぱい食べたから、あんまし
入らんわ」と言うと、「そう言いながら、『パンの
おかわりはないんか』って言ってたよね」と
渡邊さん。
楽しかった、月岡温泉の旅。
ちょっと食べ過ぎたわ。