11月9日
まずは、京都市美術館から一日が始まる。
日本画の巨匠『竹内栖鳳』の画を観にいく。
観たい絵は一つ、彼が描く「獅子」だ。
柔らかい筋肉のタッチの上に、細く1本1本
毛並みを描いている。それだけなのに、獅子の
雄々しさと力強さがにじみ出ている。
何と言う迫力か。じっと眺めていると不思議と
獅子の眼が優しくも思える。思わず手を伸ばして
絵に触れてみたくなる。
が、ガラスが邪魔だわ・・。
14時から3時間コースの研修。
以前、高知でお世話になった平山氏との再会で
あった。覚えていて下さったのだ。ありがたい。
コミュニケーションの基本から入る。
私達が人に伝える手段は、ことばだけではない。
感情や情緒も同時に伝えている。それを
感じ取ってもらう。グループ内シェアでは
活発に意見も出ている。メリハリのあるよい
風土を育てている法人さまだと感じた。
18時半から京都駅に場所を移し、日経BP社の
黒原さまから取材を受ける。
話しやすい環境を作って下さるので、介護に対する
思いなど躊躇なく話すことができた。
取材と言うよりも、一方的に私が好きなことを
話したという印象である。ふたりでゲラゲラ笑い
ながら、あっと言う間に21時になっていた。
彼女は東京からの日帰りだと言う。
新幹線口まで送っていく。私の取りとめのない
話を記事にするのは難しいだろうなと思うが
プロ意識が高い彼女ならできるだろう。
記事が楽しみである。
今日の一日は濃厚だったわ。