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10月16日
いつも『しのぶろぐ』を訪問下さり
ありがとうございます。

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朝、10時から制服を着て現場ラウンド。
先月、居室を訪れたときにお話をさせて
いただいた認知症の利用者様のところに伺う。
「また、あんた、来たんか。大きくなったな」
と手を握って歓迎して下さる。しばし談笑。
利用者さまが作った「からす」に感動。

こちらの施設の強みは、利用者さまに親しみを
こめた会話ができることである。
お風呂上りの利用者さまをリビングに
お連れする際も、「ここで待ってて下さいね」
とは言わず、「お疲れ様でした」と労をねぎらう
声かけをしている。

14時からは委員会の方たちとミーティング。
出た質問は「ケアプランなどをご家族に説明する
時のことばの使い方を知りたい。あまり余計な
ことを言わず、内容だけを伝えたほうがよいのか、
個人的な思いも伝えてよいのか」である。

ご家族が職員のことばに敏感に反応するのは、2つ。
一つはADLの低下や認知症の進行。そしてもう一つは、
誰かに迷惑をかけていないかどうかである。
BPSDの場合は、特に敏感である。認知症からくる
行動を職員がどのように捉えているかで、安心もするし
申し訳ない気持ちにもなる。

介護の原則の「安心・安楽」は、ご家族にとっても
同じこと。この施設の職員の方なら親を預けて安心と
思っていただける対応をしてこそ、プロと言える。

次回は、私が家族役になり、実際にケアプランを
職員の方に説明してもらうにした。
来月が楽しみである。

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