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10月28日
いつも『しのぶろぐ』を訪問下さり
ありがとうございます。

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昨日は、一年ほど前から毎月1回、コンサルティング
でお世話になっている法人さまに伺う。
既存の特養と隣接する新設特養に入る。

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リーダーの方たちとの会議後、即、現場を
ラウンドする。
接遇の五原則(あいさつ、笑顔、身だしなみ
態度、ことばづかい)がほぼできている。
加えて、5S(整理、整頓、清潔、掃除、しつけ)も
できている。皆様の頑張りがよく分かる。

次のステップに移る。温かい現場をつくる
しくみ作りをする。利用者さまと、ご家族と
そして職員同士の間で「いい話」がいっぱいある。
だが、残念なことに夜勤や飲み会でちょっと
伝わるだけで終わってしまう。広がりがない。

その点、航空会社は仕組みができている。
一人のCAがした「こころ温まるちょっといい話」は、
2~3日の間に全CAに伝わっている。聞いているだけ
でも、この仕事をしてて良かったとか、こういう会社で
働けて嬉しいと思える機会が数多く存在する。
それが、明日への自分のモチベーションを助けてくれる。

私がANAを選んだ理由のひとつが「年賀状」である。
客室部部長は、CA700人全員のご両親にあて
毎年年賀状を送っていると聞いた。その通りであった。
親からも「温かいいい会社に入った」と言われた。

施設の中で起こった「温かいちょっといい話」を
共有するしくみづくりをリーダーへの宿題にした。
方法やルールはすべて任せる。
楽しそうにあれやこれやと案を出している。
一年前、初めてこちらの施設をラウンドしたとき、
仕事の「粘り」を創ることが私の役目だと感じた。
あきらめず、粘ることの大切さを伝えたいと思った。
粘るようになっている。主任や副主任やリーダーの
方たちがどれだけ頑張ったかが、よく分かる。
私の中の安心材料がまた増えていく。

東京駅のホームを歩いていたら、同世代の男性と
目が合う。見覚えのある顔で、近所のご主人と思う。
知らぬふりはできない。
「出張ですか?」と声をかける。「はい、お互い大変
ですね」と不思議そうな顔をしながらも相手は
返事をくれた。そのまま、私は、別の車両に
行く。座席についてよく考えたら、知らない人だった。

新幹線の中で熟睡し、目が覚めて気がついた。
近所のご主人ではなかった。さっきの紳士は、
TVで観たことがある心理学者の
心屋仁乃助氏だった。彼の本も3冊ほど読んだ。
ついでにサインをお願いしたら良かったわ。

友人に話すと「どれだけ図々しいのよ」と叱られる。
物怖じしないと言ってほしいわ。
今日は、これから泉大津の施設に研修である。
内容を最終確認して出発する。

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