11月16日
いつも『しのぶろぐ』を訪問下さり
ありがとうございます。
昨日、朝7時前に家を出るが、人身事故の影響で
JRが停まり、急遽新幹線で大阪に向かう。
「認知症の方への援助技術」をテーマに
実技も入れて一日研修を行う。
クカメディカルさまは関西を中心に現在7店舗
の薬局を展開していらっしゃる。
認知症のお年寄りが在宅生活をする上で、欠かない
のが、受診である。薬局においても同様である。
実際、認知症の方への接し方が分からず、戸惑う
銀行などもある。
認知症とはどういう病気であり、中核症状と周辺
症状、認知症の種類など基本的な知識を説明する。
年齢に応じた物忘れと認知症の記憶障害との違い
から始める。
アルツハイマー型認知症とレビー小体型認知症とでは
アプローチの仕方も違うケースもある。それぞれの
声のかけ方を症例で考えてもらった。
介護の現場で、利用者さまが職員に向かって「馬鹿、
アホ、まぬけ!」と連発していても、介護士のこころには
「馬鹿、アホ、まぬけ」が『私を分かって下さい』
『助けて下さい』と聞こえてくる。そんな現場の話を
すると、皆様の目がいっせいにこちらを向く。
認知症の関心の深さを感じた。
今後、企業などからのご依頼も出てくるであろう。
認知症対応は奥が深い。これからも学ぶことが多い
ことをまた知った昨日であった。