2月5日
いつも『しのぶろぐ』を訪問下さりありがとうございます。「とにかく分かりやすく接遇を伝え現場を笑顔に変える接遇なナビゲーター」濱島しのぶでございます。
夕方、近くの道の駅に立ち寄ると、珍しい「クロモジ」の枝が売っていました。クロモジは高級爪楊枝や和菓子をいただく楊枝に使われます。お風呂に入れてもよし、お茶にしてもよし、防虫剤にしてもよしのありがたい木です。さっそく買い、玄関にレンギョウとユリを添えて生けました。香木なので、折ってみると甘くスッキリとする爽快な香りがします。
クロモジは日本古来からある植物で、宮中に仕える女官たちが皮を残して先の方を砕いて歯ブラシの代用として使われていたと言われています。花は黄色の小さなものをたくさんつけます。花を愉しんだ後も、いろいろ用途があります。
三本ありますので、一本は挿し木に残し、あと二本は乾燥させてクロモジ茶でいただきき、出しガラはお風呂に入れてリラックスタイムに使います。
昔は香水などなかった時代です。お香や香木を生活の中にうまく取り入れていったのでしょう。何百年も前の人達もこうして同じ香りを楽しんだと思うと、不思議な気が致します。
そうそう、昨日、偶然お店で知り合い、買った花入れ壺の金継ぎをして下さる人は、三十三間堂の仏像や平城京朱雀門の金継ぎの修復をなさっている偉い方と他の人から聞いてびっくりです。
とても腰の低い方でした。そんな有名な方に、二千円でお願いをした私。出来上がった壺は家宝にしよう。